黒白の柱の間に座り、まっすぐこちらを見つめる姿が印象的な女教皇。敬虔なキリスト教信者を彷彿させるような、厳かな雰囲気があるでしょう。
ここでは、タロットカードの2番・女教皇についてリーディングしました。
女教皇と女帝は対比する存在?
「女帝」のカードと同じく、女性性の象徴をあらわす女教皇。一方で、2人の女性はあらゆる面で対照的に描かれている印象があります。
まず、女教皇は宗教との関連が深く、手に持っているトーラの書から知性を意味します。水色の法衣や足元の三日月からは彼女の冷静な性格を表しているでしょう。
女教皇は豊かな知性と冷静さで正しい判断を下すことができる、女性の賢さを表現しているでしょう。
一方、女帝のカードは作物の収穫から、女性ならではの包容力や安らぎを感じることが出来ます。
*女帝の詳細なリーディングは次回の投稿を参照。
このように、女教皇と女帝には、女性が持つ潜在能力を2つに分類した者でしょう。
「2」との関連が深いカード
女教皇は大アルカナの「2」にあたり、彼女の左右に立つ黒白の柱や、背景のタペストリーの象徴も、2にちなんだイラストとなっています。
まず、「2」とは、タロットカードにおいて、対比する存在の他、2つの物事のバランスを取るなど、解釈の幅が広い数字です。
対比という意味では、大・小アルカナにおいて幅広く見られるも、女教皇ほど、2の数字にこだわりのあるイラストは他にないでしょう。
黒白の柱が意味するもの
女教皇といえば、彼女の間に立つ黒白の柱。これらはエルサレム神殿の柱がモチーフと言われ、「B」は「BOAZ」「J」は「JACHIN」の頭文字を取ったものと解釈されています。
ちなみに、柱に刻まれた「B」「J」は、この世界は相反する2つの物質でできていることを表しています。例えば、男性と女性、顕在意識と潜在意識、理想の現実のように、この世界に存在するすべての二元性や二元論を表現していると考えられます。
この世界は2つのもので成り立っている以上、どちらかを選んだり、捨てることはできない。2つの対比があることであらゆる物事のバランスが保たれているでしょう。
そして、物事のバランスを整えるのが女教皇です。このカードは本質を見抜く、思慮深さとも解釈され、黒白の柱は女教皇の知性の高さを表しているでしょう。
背景のタペストリーの意味
女教皇の背景はカーテンのようなものがかけられ、現実世界と神秘的な世界を区別しているとも解釈されています。
タペストリーには男性の象徴であるヤシの木、女性の象徴であるザクロの実が描かれ、ここでも二元性が描かれています。この2つの象徴は何を意味しているでしょうか。
タペストリーの左右に位置する黒白の柱も、解釈によっては男性・女性とも捉えることができ、その間に女教皇がいます。
女性寄りでもなく、男女の中立な立ち位置にあること、女教皇という職業から、彼女の純潔さを表しているでしょう。
また、純潔から経験不足、知識をため込むばかりでそれらを実践に取り入れていない、盤上の戦のような状況とも解釈できます。
神経質で融通が利かない?
タロットカードは占いだけでなく、カードの世界観や人物について想像を膨らませることも楽しみの1つです。
今回紹介した女教皇のカードについて、皆さんはどのように感じていますか。
私はまじめで清廉潔白、大切に育てられた深窓のお嬢様というイメージがあるでしょう。
一方、まじめ過ぎて融通が効かない、保守的で冒険心に欠けるなど、自分のテリトリーから抜け出すことに不安を覚える傾向も強いでしょう。
女教皇は知性と冷静さを表すカード
豊富な知識をもとに正しい判断をしていく女教皇のカード。ワンオラクルでこのカードが出た時には、自分の考え・判断を信じてよいでしょう。