外資系に転職したい方のサポートをさせていただいていますが、上手くいかないケースにかなり多いのが、採用する企業側の心理を無意識に忘れているケースです。
具体的にどういう意味かをお伝えします。
英文履歴書を隅から隅まで読むことを100%とすると、実際に企業人事は1通の履歴書をどのくらい丁寧に読めていると思いますか?
私が企業人事時代で70%位でした。申し訳ないとは思いつつ外資なので、どんどん舞い込む英文履歴書を取捨選択して面接を設営するため、100%読む事は物理的に出来ませんでした。
離職率29%の米系IT企業の人事だった時は、正直70%すら読めませんでした。
現在、企業人事はどのぐらい丁寧に英文履歴書を読めているのでしょう?現役採用担当に聞いてみたところ、40%と言う答えが返ってきてさすがに私もびっくりしました。
理由はネットの普及とともに、求人の職務内容と関係があまりない履歴書が結構な数舞い込むので、1枚1枚を丁寧に読むことができないとの事でした。彼女は、人に対する対応がとても丁寧なタイプなので、不親切でやっているとはとても思えません。本当に時間がないのでしょう。
皆さんの英文履歴書、斜め読みされても素晴らしい候補者だとわかるようになっていますか?
ちょっとしたコツを挙げると、
1. レイアウトに懲りすぎない。
まずは単純なことから。日本の外資に舞い込む履歴書は、レイアウトがほぼ決まっています。そこから逸脱して情報が決まった場所にない履歴書は、採用担当にとっては情報がどこにあるかを探す必要があり、読むのに時間がかかる履歴書になります。もちろん、デザイナーなどクリエイティブ系は別です。
2. Summaryを短めに
サマリーとはまさしく概要なので、長すぎるのは好まれないだけでなく短く要約する地頭がないのかなと誤解される可能性があります。採用担当が読むのは6行までです。それ以上はしっかり書いても、残念ながら読まれないと思ってください。採用担当が読みたいのはなんと言っても職歴です。
3. 職歴
ここが1番大事です。事実の積み重ねで、パフォーマンスの度合いが明確に出るからです。履歴書を提出する前に応募するポジションの募集要件を、特に必須項目をよく読んで、自分の履歴書に入っているかどうかを確認してください。必須項目が5つあるところ、2つしか職歴に書かれていない候補者は恐らく選ばれません。
4. 柔軟に工夫する
大学卒業後、一流企業に長く勤めて転職をしたら、いろんなことが上手く回らず、短いスパンで転職が繰り返されると言うこともあり得ます。英文履歴書の1ページ目だけを見ると、いかにもジョブホッパーのように見えます。相手に離脱されず、2ページ目に進んでもらえるかが重要です。
1ページ目の最後の行に長く勤めた大手企業の名前と何年勤めたかを何とか入れ込むと、「あれ、この企業にこんなに長く勤めたことがあるんだ」と見方が変わり、2ページ目も読んでもらえます。
英文履歴書を作成するときは、自分が書きたいことを書くのではなく、応募先の企業が何を求めているのかをよく理解して、先方のニーズに自分がマッチしていることを証明できる書類にしたいものです。