「口説く」より「聴く」が効くワケ

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彼女を作ろうとか、婚活しようとか、セフレが欲しいとか。

立場が変わっても、多くの男性は、女性とお近づきになりたいと願って試みるものらしいです。

ただ、女性とお近づきになるための行為として、「口説く」というのは大抵成功しません。特に、男性が年齢を重ねるほど、「口説く」より「聴く」の方が大切になってきます。

この記事では、女性とお近づきになるための男性の心得を、筆者自身の経験知を元に綴ってみたいと思います。

男女関係もジョブ理論

まず、男性が知るべきことは、男女関係もジョブ理論だ、ということ。

ジョブ理論は、クレイトン・M・クリステンセン教授が提唱したマーケティング理論です。筆者の言葉でジョブ理論をざっくり言うと、こういうことです。

「あらゆる商品・サービスの購買は、顧客の『不⚫︎』解消という”ジョブ”のために採用されることだ」

この『不⚫︎』には、不満・不安・不便・不愉快といった言葉がハマります。言い換えると、顧客の理想状態(To Be)に対する、現状(As Is)のギャップを埋めようとして、適してそうな商品・サービスが採用されるというもの。

で、このジョブ理論が、男女関係にも当てはまるという話です。

女性と仲良くなりたい男性をサービス提供者だと見做した場合、顧客はもちろん、女性です。で、現状に心の底から満足している女性に対して、追加的に男性と関係を作ることに関するニーズはありません。

逆に言えば、現状に心からの満足を感じていない女性は、理想状態に近づけるために有効だと信じられるなら、男性との関係作りに踏み出す可能性がある、ということです。

前提の認識として、まず以上の点をよくよく理解しておく必要があります。

「口説く」とは「心の底から満足してます?」という問題提起

さて。街ナンパしたり、飲食店で声を掛けたりといった「口説く」という行為は、男女関係ジョブ理論的に言うと、どういうことでしょうか。

それは、「貴女は、現状に本当は満足してないんじゃないですか?」という問題提起と、「いっそう満足するために必要なワクワク・ドキドキはいかがですか?」という提案になります。

そして、通りがかる女性に声を掛けた、といった、女性の「不⚫︎」ポイントを探る材料がほぼ未入手の状態では、問題提起も提案も「お呼びでない」となる確率が高くなってしまいます。

特に、若い男性より年輩の男性の場合、「いい歳した男は結婚している人も多いし、不倫になるのでは?」といった女性の不安を増長しがち。また、「この歳でナンパとかしてるのって負け組?」といった具合に、口説く行為そのものが男性の価値を貶める方向に強く作用してしまいます。

したがって、年輩男性が「口説く」を使っていい場面は、見た瞬間に魅力を持ってもらえるほどの著名な勝ち組男性でもない限り、口説く前に、女性の「不⚫︎」の情報を十分得ている場合に限定されるワケです。

「聴く」は提案準備

さて、前述したように、口説きを分解すると、「問題提起」と「提案」です。これは、いわゆるナンパ的な「口説き」でなく、「聴く」ことで仲良くなる場合にも当てはまる、男女親密化における不可欠な2つの要素です。

出会い系アプリのように、相手女性の「不⚫︎」ポイントを探り当てる材料が提示されている環境は別とすれば、本格的に男女関係になろうとするアプローチをかける前には、お相手女性の「不⚫︎」ポイントを探り当てなければなりません。だから、「聴く」が真っ先に大事になってきます。

探り当てた結果、自分が応えたい・応えられるものであれば、「問題提起」を行って女性の「不⚫︎」解消意欲を高めた上で、「提案」を行います。

一方で、探り当てた「不⚫︎」が、自分が応えたくない・応えられないものならば、「提案辞退」して別の女性の探索に移るべきでしょう。

「聴く」って簡単ではない

女性の話を「聴く」と聞いて、簡単そうに思った方もいるかもしれません。しかし実際には、「聴く」は繊細で技術が必要な技だと言って良いでしょう。

技術不足な「聴く」で陥りがちなのは、大抵は以下の2パターンです。研究心に乏しい男性やひとりよがりな男性は、ほとんどがこのどっちかになります。
パターン①:たくさん話はできるけど、一向にその女性とお近づきになれず、「ただのイイ人」「男友達の1人」化していくパターン
パターン②:尋問やインタビューのようになってしまい、かえって不安感や警戒感を高めて女性が去っていくパターン

パターン①は、自分の目的(女性と仲良くなる)に繋げられない、”ムダな”聴き方を繰り返している、と言い換えられます。草食系の失敗に多いパターンです。
パターン②は、聴きたい話(女性の立ち入った話)を聴かせてもらう前段階の、信頼醸成フェーズを越えられてない、と言い換えられます。パワハラヲヤヂ系失敗パターンです。

これら失敗パターンを踏まえて2つの教訓が得られます。
まず話を聴かせてくれるだけの信頼感・安心感を醸成すること。
次に、自分の目的を忘れずに、目的地点に至るように傾聴を組み立てること。

「聴く」は情報収集だけじゃない

先述した失敗パターンに陥らないためにも、女性という生物への理解が大事になります。

まず、信頼感・安心感を抱けない相手は、女性にとって全く話にならない、ということ。ですが、ここでいう「信頼感・安心感」を取り違えると草食系一直線になります。「遊んでそう」と「信頼できる・安心できる」は両立すると知らないと、草食系行き(敢えて言い換えれば「偽善」)に陥るか、経済的豊かさや地位などアピールすればイイと勘違いして勘違い自慢オヤジになります。

つまり、女性の防衛ラインを超えるための「信頼感・安心感」は、男性がそう聞いて想像する信頼感・安心感と違う、ということです。

想像するに、男性の価値観が優位な社会で生きてきた女性は、これまでの人生で散々、男性価値観で評価されたり、行動制限されたりしてきたのだと思います。それだけに、男性自身のもつ価値観を全面に出してアピールしてくる男性には、プラスどころかマイナス評価をつける傾向があるのではないでしょうか。

では、失敗パターンに陥らずに、正しく信頼感・安心感を作るのに、どうしたら良いでしょうか。答えは、「聴く」ことです。情報収集しつつ、信頼感・安心感を醸成するように行うのです。

女性というものは、男性が独りよがりに寄ってくることに辟易してます。だからこそ、「聴く」という行為は、女性のありのままを受け入れようとしていることを示す行為になり、女性自身が持つ「不⚫︎」の解消のパートナーにしても良いかな、と感じてもらう第一歩になるのです。

だからこそ、尋問・インタビュー型はいけないわけです。尋問は、聞き出した話を「俺が分析・解決してやる」という「オレがオレが色」に塗れています。インタビューは「俺が期待する話頼むぜ色」が付いてます。これでは結局、男性側の都合を押し付けてる行為に成り下がってしまいます。

あくまで、「この人はどんな話も受け止めてくれそう」「この人は、独りよがりな期待で私を見ているんじゃない」と分かってもらえるように聴く必要があります。

・・今回は、この辺で。




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