目の前にいる方と次がある保証はない。

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コラム
私は改めて時間は有限であり、
今この瞬間、目の前に居るかたと接する時間は今だけなのだと。
自分の行動を責めた時があります。

長年一つの総合病院で看護師をしていると、出会う患者さんや職員が
ある程度固定されていくんです。
あの方が再度入院されて、あの職員の方と今日出会って目があったな、など。

その中で
業務の中で普段あまりお話はしないけれど、
子供と居る時にたまたま出会ってお菓子やジュースを突然買っていただいて
いつかお返しをしたいと思っていて、
それでもなかなか切り出せなくて勇気が出なくて、
月日が経った時に目があって、
瞬時にチャンスが来たと思ったのですが
その後の思考で仕事のミスが引っかかって「あまり良く思われてないかもしれないな」と不安感や「嫌われてしまうかもしれない」と恐怖心が襲ってきて体が動かず、躊躇してしまって。

そのチャンスを逃したんです。

その時は不安感や恐怖心が実際に来なくて安心したのを覚えています。

ただその半年後、その方の悲報を知りました。

ご病気は抱えていた事は知っていました。
しかし詳しいことは知らず、
あの時目があった、あの短いようで長い時間が
お話しできる最後だった。

どんなにあの時嬉しかったか、いかに心を救われたか
心からの感謝を丁寧に言葉にしても

相手にはもう自分の口から言葉を気持ちを伝えられない。触れない。

人生、一期一会だと。
33歳にしてやっとお腹の底に沈んだ、体に染み込みました。
常にこの機会、この時間が最後だと考え
その時、その時間や感覚を心から大事に、
六感を大いに使い、過ごしたいと思うようになりました。

チャンスがあるならばご家族に感謝を伝えたい。次のチャンスはどんなに格好悪くても笑われてもいいそれでも絶対に逃さない。
そう考え、願っていました。

すると最後のお別れをする場所も分かり、お別れができることとなりました。
また別日に、たまたまご家族にお会いする時間があったんです。
泣いてしまって、声も手も震え言葉はバラバラで。
本当に本当に格好が悪かった。格好が悪くて恥ずかしくて、顔が耳が、赤く熱くなっているのが分かります。

ご家族だって突然泣きながら、変な顔で、家族の感謝を伝えられて、心底驚いたと思います。
それでも後悔内容に、独りよがりであろうとなかろうと、伝えたかった感謝を全部出して伝えることができました。


人と人を繋ぐ時間に喜びがあるように悲しさも生まれます。
悲しさや恐怖を感じたくなくて、避けたくて、安心できる場所に柔らかな心や身を置く事が悪いわけではありませんし、ちゃんと自身を守る事も大切だと思っています。

ただ
恐怖心に埋め尽くされて、肝心の自分自身の気持ちを伝える、表す行動を止めないで、勇気を持って繋がり、いただいたものは返す、与えることで
より豊かに、より前向きにその方の意志を受け継ぎ力強く進んでいける。
そう感じました。

人と人とを繋ぐその時間を大切していきたいと改めて感じました。
一期一会 です。



職業柄人生を共に歩む方との別れに沢山立ち会ってきました。
何度も何度も立ち合っていますが、悲しく苦しいものです。

激務の中、はつらつと仕事をさばく後ろ姿が憧れでした。
調子の悪い職員も、元気な職員も、全てを照らす太陽でした。
あなたがいたからどんな壁も力強く前に進めました。
新人の頃から穏やかに見守っていただいて支えていただいて、
ありがとうございました。
心から、ありがとうございました。


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