2025年に「年間100冊読む」という目標を立て、結果的に104冊を読むことができました。
ただ、この話は「たくさん本を読めました」という体験で終わらせるだけでは、何も残らない様な気がしています。
確かに、100冊の目標を立てたのは意味や意図などなく、目標を達成しようと考えていただけであったんですがこの100冊を読むまでの1年間の過程を振り返ってみると、意外と色んなことが自分にとって影響があったのではないかと思ったんです。
この1年の読書を振り返って、自分と同じように独立や発信を続けていく人にとって、参考になる感覚があるのではないかと思い、まとめて残しておこうと思います。
① 目標は「自分を縛るもの」ではなく「不安を減らす支点」になる
「100冊」という明確な数字があったことで、1年を通して行動の軸が切れなかったのは自分でも予想外でした。
毎日読めなくてもいい。忙しい時期があってもいい。
それでも「今年はこれをやる」と決めたものが頭の片隅にあるだけで、「何もやっていない感じ」はかなり減ったのではないかと思います。
自分もそうですが、独立や発信を始めようとする人の多くが抱えているのは、「何から手をつけていいかわからない」という漠然とした不安があるからじゃないかと。
やりたいこと、やろうとなんとなく考えていることはある。
でも、それが形になっていない状態では、毎日がどこか不安で、不安定になる。
目標があるということは、その不安に対して「今日はこれをやればいい」という最小限の指針を与えてくれる。
完璧な計画よりも、まず「目標がある状態」を作ること自体が、行動を支える。
逆に言えば、目標がないと、日々の選択が全部その場の判断になってしまう。
何をやっても「これでよかったのか」という迷いがつきまとう。
目標は、自分を縛るものではなく、むしろ選択を楽にしてくれるものだったのかもしれない。
② 条件が揃わなくても「やり方を変えて進める」
100冊読むために、すべて新品で本を買うことは現実的ではなかった。
そりゃそうですよね・・・
1冊2,000円と仮定しても、200,000円は必要になりますしね。
実際に2025年の本の購入金額は150,000円ぐらいかかっているので、それなりの金額がかかっています。
だからブックオフで中古本を買ったり、住んでいる場所の図書館も初めて利用した。
本を借りて読むという選択肢も、抵抗なく取り入れるようになった。
本を借りて読むと、返却期限までに返すというプレッシャーもあり、「読むぞ」と行動を促すきっかけにもなりました。
ここで身についたのは、「条件が足りない=できない」ではなく、条件に合わせてルートを組み替えるという考え方でした。
これはそのまま仕事や副業にも当てはまるんじゃないかと思います。
・お金がない
・時間がない
・準備が整っていない
新しいことや独立を考える人の多くが、こうした「ない」を理由に動き出せずにいるんじゃないでしょうか。
でも実際には、「ない」ことそのものが問題なのではなく、「ないからできない」と思考が止まってしまうことが問題なのだと思う。
お金がないなら、
・まず無料でできることから始める
・時間がないなら、毎日5分だけでも続ける
・準備が整っていないなら、整えながら進める
完璧な環境を待っていたら、いつまでも始められない。
むしろ、条件が揃っていない状態で「じゃあ、どうやって続けるか?」を考える姿勢があれば、小さくでも前に進める。
読書を通して学んだのは、理想的なやり方にこだわらないことでないこと。
まずは、やってみること、リスクがないならやりながら調整すれば、案外できるもんやなということが体験できた。
③ 全部やらない判断が、結果的に継続を助ける
途中から、すべての本を最後まで読むことをやめた。
・今の自分に必要なところだけ読む
・合わないと感じたら途中でやめる
・「今じゃない」と判断する。
これは自分の中で決めていた勝手な考えからの少し脱却ができた、部分です。
最初の頃は、「せっかく買ったんだから」「読み始めたんだから」という理由で、合わない本でも無理に最後まで読んでいた。
でもそれをやっていると、読書自体が苦痛になってくる。
目標を達成するためには、すべてを完璧にやる必要はない。
むしろ、何を削るかを決めることで、本当にやるべきことに集中できる。
どんなことでも、全部やろうとすると確実に息切れする。
SNSも、ブログも、YouTube も、メルマガも、全部やろうとすれば、どれも中途半端になる。
それよりも、今の自分にとって最も効果的な1つか2つに絞り込んで、そこに集中する方が結果的に続きやすいことが体感できたと思う。
・今やること
・今はやらないこと
・最低限やればOKなライン
これを決められるかどうかが、続くかどうかを左右する。
完璧主義は、継続の敵だと思う。
でも、完璧にしないといけない、と頭のどこかでは考えてしまい動けない。
これを変化させるには、頭だけで理解していてもできない。それを読書を通して、挑戦できたことは良かったかもしれない。
読書が教えてくれたのは「成功」ではなく「生き延び方」
正直に言うと、本をたくさん読んだからといって今後の生き方や働き方の正解が見えたわけではない。
むしろ考える様になったのは。
・どうすれば生き延びられるか
・どうすれば無理なく続けられるか、
というかなり現実的な問いだった。
独立や発信に関する本を読むと、成功者のストーリーや華やかな結果ばかりが目につく。
でも、実際に自分が直面するのは、もっと地味で泥臭い日常だ。
・毎日続けられるか
・挫折しそうになった時にどう立て直すか
・やる気が出ない日にどう対処するか
読書を通して学んだのは、こうした「続けるための技術」だった。
独立に対する怖さが減ったのは、自信がついたからではなく、無理をしない進み方を具体的に想像できるようになったからだと思う。
「月100万円稼ぐ方法」よりも、「月5万円を安定して稼ぎ続ける仕組み」の方が、今の自分には現実的で価値がある。
派手な成功よりも、確実に生き延びる方法。
それが、100冊読んで得た最も大きな収穫だった。
次に考えるべきは「どんな目標を、どう立てるか」
100冊を達成した今、「次は何冊読むか」という発想には、正直なっていない。
それよりも今は、
・目標をどう立てれば動き続けられるのか
・やりすぎないためにはどう絞ればいいのか
・達成できるサイズ感はどこか
そういった目標そのものの設計に関心が向いている。
目標は、大きければいいというものではない。
高すぎる目標は、かえって行動を止めてしまう。
逆に、小さすぎる目標も、達成感が得られずにモチベーションが続かない。
ちょうどいいサイズ感の目標をどう設定するか。そして、その目標を達成するために、どんな仕組みを作るか。
読書は、答えをくれるものではなかった。
でも、目標を持つこと、工夫して続けること、やめる判断をすること、この一連の感覚は、独立や発信を続けていく上でかなり強い土台になっている。
次は、「やり切れる目標をどう設計するか」について、もう少し掘り下げて書いてみようと思う。