紅葉の名所 日本新三景・耶馬渓

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秋も深まり、日本各地で紅葉が楽しめる時期になりました。大分県北部にある耶馬渓は「日本新三景」、「日本三大奇勝」の一つにそれぞれ数えられていています。美しく色づいた紅葉とともに火山活動による凝灰岩や凝灰角礫岩、熔岩からなる台地の侵食によってできた奇岩の連なる絶景を楽しむことができます。そんな耶馬渓の中でも特に一押しのスポットを紹介します。

八つの景色が堪能できる「一目八景」

山国川の支流、山移川に沿った耶馬渓を代表する景勝地です。群猿山、鳶ノ巣山、嘯猿山、夫婦岩、雄鹿長尾の峰、烏帽子岩、仙人岩、海望嶺などの周囲の岩峰群が一望できることから名づけられました。紅葉の季節には渓流や岩肌が赤や黄色で彩られます。

「恩讐の彼方に」の舞台 青の洞門

菊池寛の小説「恩讐の彼方に」の舞台になった青の洞門。殺人の罪を犯した主人公市九朗と市九朗に父を殺されて仇討を試みた実之助が市九朗が贖罪の為に掘り始めた難所の洞窟を一緒に掘っていく中で連帯感が芽生え、互いに許しあう物語です。史実は諸国巡礼の旅の途中に耶馬渓へ立ち寄った禅海和尚が危険な道で人馬が命を落とすのを見て心を痛め、享保20年(1735年)から自力で岩壁を掘り始めました。禅海和尚は托鉢勧進によって資金を集め、雇った石工たちとともにノミと鎚だけで掘り続け、30年余り経った明和元年(1764)に洞門は開通しました。

禅海和尚ゆかりの羅漢寺

羅漢寺は大化元年(645)に天竺から来日した法道千人がこの岩山の洞窟で修業したことが始まりとされています。見どころは無漏窟と呼ばれる岩屋の中に安置されている五百羅漢です。中央に釈迦如来坐像が安置され、両側に約650年前に作られた様々な表情やしぐさをした五百羅漢が安置されていて、日本の三大五百羅漢の一つとされています。また禅海和尚が青の洞門を掘る際に使ったツチやノミが展示されている禅海堂があります。

競秀峰

耶馬渓でも屈指の景勝地です。山国川下流側から一の峰・二の峰・三の峰・恵比須岩・大黒岩(帯岩)・妙見岩・殿岩・釣鐘岩・陣の岩・八王子岩などの巨峰や奇岩群が約1キロに渡り連なっていています。宝暦13年(1763年)に訪れた江戸にある浅草寺の金龍和尚に命名され、文政元年(1818年)に訪れた頼山陽が描いた水墨画の代表作「耶馬渓図巻」によって広く紹介されました。

猿飛千壺峡

山国川の清流、河床一帯に広がる変朽安山岩、小さな石が三位一体でとなって生み出された自然の造形物です。長い年月をかけ、自然の渓流が造りあげた大小無数の甌穴が峡底に広がっています。「猿飛」という名前は、その昔、山猿が現れて岩から岩を飛び回っていたことから名付けられました。

耶馬渓は別府や由布院からも日帰りで観光が可能。自然によって生み出された景観と鮮やかに彩られた紅葉が調和して何ともいえない絶景を楽しめます。秋は温泉のぬくもりも心地よくなります。美しい紅葉を観賞して夜は温泉に浸かる秋の大分の旅はいかがでしょうか。


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