「AIで塗り絵を作ってKindleで売れば、寝てる間に売れるんでしょ?」
出たよ、このフレーズ。
「寝てる間に売れる」
SNSやYouTubeで「AI塗り絵で月○万円!」みたいな発信を見て、「これなら自分にもできそう」って思った人、多いと思う。
たしかにね、作ること自体のハードルはめちゃくちゃ低い。
AIに「coloring page, line art, black and white」みたいなプロンプトを入れれば、それっぽい塗り絵の線画が出てくる。
それをPDFにまとめてKindleで出版。
でもね、ここからが現実の話。
AI塗り絵販売の現実
まずAmazon Kindleで「coloring book」と検索してみて。
英語圏だけで数十万冊。
日本語で「塗り絵」と検索しても数万冊。
しかもその多くがAI生成。
もう完全に飽和してる。
価格帯は99〜500円がボリュームゾーン。
Kindle Unlimitedに登録してる本が大半だから、ページ読み(KENP)での収益がメインになる。
KENPの1ページあたりの報酬は約0.5円。
塗り絵の本って、1冊30〜50ページくらいが標準。
仮に全ページ読まれたとして、1冊あたり15〜25円の収益。
月5万円の成果を出すなら、2,000〜3,300冊分の「全ページ読了」が必要。
これ、聞いてどう思う?
しかもKindle Unlimitedの塗り絵って、実際に印刷して使う人は少ない。
ダウンロードして数ページ見て終わり、ってパターンがほとんど。
全ページ読まれること自体がレアなの。
「じゃあ紙の本(ペーパーバック)で出せばいいじゃん」って話もある。
Amazon KDPではペーパーバックの出版もできるし、塗り絵は紙の方が需要がある。
でもペーパーバックの場合、印刷コストが1冊300〜600円くらいかかる。
販売価格を1,200円にしても、Amazonの取り分を引いた後の利益は1冊あたり100〜300円程度。
さらに紙の塗り絵には品質の壁がある。
AI生成の線画って、よく見ると線が途切れてたり、変なところに余計な線が入ってたり、左右非対称だったりする。
画面上ではわからなくても、印刷するとはっきりわかる。
子ども向けの塗り絵なら「まあいいか」で済むかもしれないけど、大人向けの精密な塗り絵だと「雑だな」って思われて、レビューで星1をつけられる。
そしてこの市場で一番の問題は「差別化が絶望的に難しい」ということ。
「花の塗り絵」
「動物の塗り絵」
「マンダラの塗り絵」
同じプロンプト系統から生まれたデザインは、どれも似たり寄ったり。
表紙が違うだけで中身はほぼ一緒、みたいな本が何千冊も並んでる。
この中から選ばれる理由を作るのが、本当に難しい。
じゃあ無理なの?→ いや、やり方次第。
完全に無理とは言わないけど、「AIで線画出してPDFにまとめて出す」だけで成果が出る時代は完全に終わった。
条件①:テーマで徹底的にニッチを攻めること
「花の塗り絵」じゃ埋もれる。
でも「日本の伝統文様の塗り絵」「世界の建築物の塗り絵」「鳥類図鑑風の塗り絵」みたいにニッチに振ると、競合がガクッと減る。
さらに「認知症予防のためのシンプル塗り絵」「マインドフルネス×曼荼羅塗り絵」みたいに目的×テーマで掛け合わせると、ターゲットが明確になって選ばれやすくなる。
条件②:AI出力を「素材」として加工すること
AI生成の線画をそのまま使うのは品質的に厳しい。
Illustratorでベクター化して線を整えたり、Photoshopで不要な線を消したり、太さやバランスを調整する。
この一手間が「100円の塗り絵」と「1,500円の塗り絵」の差を生む。
条件③:Kindle以外の販売チャネルを持つこと
Etsyでは塗り絵のPDFダウンロード販売が活発。
Kindleより単価を上げやすいし、バンドル販売(10枚セット、30枚セットなど)で客単価も上げられる。
自分のサイトやBOOTHでの直販なら、プラットフォーム手数料も抑えられる。Kindle一本に頼るのはリスクが大きい。
条件④:SNSで「塗り絵の体験」を発信すること
完成した塗り絵の作品を見せる、タイムラプスで塗る過程を動画にする、フォロワーの作品をリポストする。
塗り絵ってコミュニティ性が高いジャンルだから、「一緒に楽しもう」という空気感を作れると強い。
InstagramやPinterestとの相性は抜群。
ここでファンを育ててから販売に繋げる、が正攻法。
向いてる人:
塗り絵が好きで、ニッチなテーマに詳しくて、画像加工もできて、SNS発信を続けられる人。
やめた方がいい人:
「AIで量産してアップすればどれか売れるでしょ」と思ってる人。
塗り絵自体に興味がない人。
甘い話なんてどこにもない
AI塗り絵販売って、「副業 初心者 おすすめ」で検索するとよく出てくるんだよね。
参入ハードルが低いから。
でもさ、ここまで読んでくれた人ならもうわかるでしょ。
参入ハードルが低い=全員が同じことをやってる=埋もれる。
この方程式は、どんなビジネスでも例外なく成り立つ。
俺が起業した時に先輩に言われたことがある。
「誰でもできることで勝とうとするな。誰でもできることの中に、お前にしかできない一手間を加えろ」って。
AI塗り絵も同じ。
AIで線画を出すところまでは全員同じ。
その先で何をするか。
テーマの独自性、線画の品質、販売戦略、ファンとの関係構築。
AIが楽にしてくれた分を、別のところに全力で投下できるか。
それが成果の分かれ目。
どんな副業でも"ビジネス"。
ビジネスに甘い話なんてない。
「何から始めればいいかわからない」なら、まず話そう。
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