自然界に生まれ変わりはない。あるのは、諸行無常の移り変わりの歴史、それがDNA

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■生まれ変わりと移り変わり

沢山の鑑定依頼を受ける中で、
亡くなられた方の鑑定をすることも多くあります。

ペットさんの質問で多いケースにはなりますが、
亡くなられた方に対して、

「今どこでどのように過ごしていますか?」
「天国から見守ってくれていますか?」
「たまには会いに来てくれますか?」
「生まれ変わったら、また会いに来てくれますか?」

この様なご質問を受けることは、
クライアント様の十中八九程度の割合であることなのですが、、、
陰陽五行説は自然哲学になり、
自然哲学は自然科学の基になります。

ですので、陰陽五行説は、
基本的には自然科学の立場を支持致します。

自然哲学の方が群は広い訳で、
自然科学の立場で立証できないことを排除する必要はありませんが、
自然科学の中でそれなりに確立している理論と相反する主張が為されている際には、
それ相応の論理性とロジックレベルの高さは求められるものとなります。
ここからお話する内容は、
そんな自然哲学に基づいた陰陽五行説の一つのモノの見方になりまして、
必ずしもこれが正しいとか、
これ支持するとか、
そういうことを考える必要もないものになるかとは思われます。
生まれ変わりや天国や地獄、霊魂とか、
そういうものを考えたりする、
例えば、仏教やキリスト教やその他の宗教等もそうなのかもしれませんが、、、
陰陽五行説では、
“生まれ変わり”は考えないことが多くあります。
その代わりに“移り変わり”というものを考えます。

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■移り変わりとは?

移り変わりとは、
諸行無常のことになりますが、、、

例えば、ペットさんが亡くなって、
土に埋葬したり致しますと、
そのペットさんが今度は土に還ったり、
その上にお花や植物等を植えると、
ペットさんがお花や植物等の養分となり、
今度はお花や植物等として姿・形を変えて生きて行く、
という様な考え方を致します。

例えば、人は何かを食して生命を紡いでいる訳ではありますが、
植物を食したり、
魚を食したり、
動物を食したり、
食された生き物達は、
人の血となり肉となり骨となりエネルギーとなって、
今度は人の一部分として姿・形を変えて”活きている”とも言えるのかもしれませんね。

確かに、生命活動ということを考えますと、
生きている、
死んでしまった、
という様な捉え方になるのかもしれませんが、
姿・形を変えて、
他のものに”移り変わっている”と捉えるのが、
五行説における自然の見方になるイメージかと存じ上げます。

五行説は自然哲学、
自然科学の基になる考え方ではあるのですが、
“移り変わり”ということを基本的な概念として考えるところがあります。

そういう考え方を基に、
“今どこでどのように”
ということになりますと、
埋葬された場所で静かにしているのではないのかなぁ、
というのが五行説の立場からのお答えになるのかと存じ上げます。

但し、”移り変わり”というのは諸行無常、
必ずしもひと処にいるとも限りません。

例えば、土に還った生命は、
雨が降れば土も流れて行くでしょうし、
土を養分にして植物が育ち、
その植物を食す生き物がいて、
その生き物が動けばその生き物と共に流れて行く、
そういうものになるかと存じ上げます。

だから、埋葬された地のみならず、
この世のどこかにも、
という感じなるのではないかと存じ上げます。

火葬等をすれば、
亡骸の一部分が燃えて、
二酸化炭素等の物質として大気中に放出されることとなります。
その様な大気に含まれる物質もまた、
自然の循環のサイクルの中で、
何かに活用されるものとなります。
結局のところ、
お亡くなりになった方の姿・形が変わっているとしても、
この世の中のどこかで“活きている”
という表現が合っているのかもしない、
ということが思われます。

“流れている”ということは、
その流れのサイクルの中で、
何かの役に立っているというのでしょうか、
何かの助けになっているということは言えるのではないかと存じ上げます。

移り変わることによって、
亡くなった方は何かを”活かしている”とも言えますし、
姿・形を変えることによって亡くなった方ご自身も”活きている”とも言えます。

移り変わっているということは流れがあるということになりますが、
水が流れて川になる、
空気が流れて風になる、
血液が流れていないと人は生命活動を保てない様に、
流れがあるということは何かを“活かす”ことができるものになります。

“活きている”という意味ですと、
亡くなった方の存在によって、
関係者の方々に良い思い出を残し、
関係者の方々を“活かしている”とも言えますし、、、

今は、亡くなられた方のお話を通して、
そこにコミュニケーションの場が設けられたり、
亡くなられた方の存在によって会話が”活きている”、
活性化してくるとかそういうことになるのかと存じ上げます。

必ずしも”移り変わり”というのは物質的な姿・形の遷移だけに限らず、
この様な無形のもの
目には視えない形によって何か他のものを
“活かしている”ということはあるのではないかと存じ上げます。

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■移り変わりは一瞬一瞬への感謝の心を育む

亡くなられた方の過去のお写真を通して、
亡くなられた方の気の状態を視ることができるのは、
恐らくですけれども、この世の何処かに、
その方の痕跡があるからだと考えております。

ひょっとしたら、
あの世というものがあって、
この世ではなくあの世に行ってしまっていたとするのであれば、
過去の写真から亡くなられた方の気の状態を視ることはできないのかもしれませんね。

この世に亡くなられた方の痕跡を見つけることができないでしょうから、
活きるとか活性化するとか活かすとか、
気というものを視て鑑定した時に何の反応もないのかもしれませんね。

みんなが忘れてしまったら、
きっと探したくてももう探すことができませんでしょうからね。
亡くなられた方の気の痕跡がこの世の何処かにあるのでしたら、
この世のどこかでまた、
その方の痕跡と巡り合うことができる、
とも言えるのかもしれませんね。
貴方が本当に会いたいと望むのでしたら!(^^)
生まれ変わり考えると宗教が生まれ、
移り変わりを考えると一瞬一瞬への感謝の心が生まれます。

生まれ変わりがあるのでしたら、
気に入らない人生ならば、
早くに死んで次の人生に進んだ方が良いとも言えます。

皆が皆、
自分の気に入る人生に巡り合うまで、
先へ先へと進んで行った方が良いでしょう。

しかし、移り変わりしかないのでしたら、
今、やるしかありません。

どんな人生だろうと、
厳しかろうと気に入らないとしても、
今、このタイミングで全てを行っていくしかありません。

次はないのですから。

一瞬の好機を捉える人間というのは、
次はない、
明日はないんだ、
という気持ちで何かをできる方になります。
できる方というのは、
“今、できる方”のことを言います。

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■本当に大切なものは目には視えないもの

生まれ変わりを支持する為には、
現在のDNAの理論を覆す必要が出てきます。

DNAを解析することによって、
人類の系譜を遡ることができる訳ですが、
人類が人類になる前の系譜、
それこそ人がまだ猿の祖先だった状態、
または人が単細胞だった時代、
そういうものまで遡ることができるものとなります。

仮に霊魂の様なものがあり、
それが生まれ変わって他の生物に乗り移る、
というような理論を考えた時には、
生物の歴史というのは飛び飛びの状態で存在する、
即ち、過去の痕跡を遡ることや系譜として残っている、
そういう存在が確認されることはないだろう、
ということが予測されます。

DNAを解析すると、
この子の両親は誰で、
その両親の祖先は誰で、
その祖先は誰で、、、
という様に、
どの様な系譜が刻まれているのか分かってしまうものですが、、、

いやいやいや、
この子は〇〇の生まれ変わりなんだから、
誰かに似ること何てないんですよ、
遺伝的に何かを引き継がれていることなんてないんですよ、
という状態でなければ可笑しいとも言えるのかもしれませんね。
それが生まれ変わりの理論になるかと存じ上げます。

生まれ変わりを支持するのであれば、
現在のDNAの理論を何かしらの方法で覆す必要が出てくるものとなります。

中国はゲノム解析に膨大なる時間と費用を費やしており、
NASAは宇宙開発事業に最も研究費を割いている訳ではなく、
現在は生命科学、遺伝子工学に最も研究費を当てております。

DNAの理論というのはかなり強力な理論になりますので、
現在の状況ですと、
中々覆すのが難しいという現状かと存じ上げます。

DNAとは即ち移り変わりの系譜です。

両親の一部分をDNAという形で戴き、
そういった意味ですと、
両親の移り変わりがお子さんになっている、
とも言えるのかもしれませんね。

場合によっては、
DNAさえあれば、
クローンというものを作ることも可能となります。

自身のクローンを幾らでも作ることができ、
そういうことができる現代科学の知識レベルになってしまいますと、
生まれ変わりというものを支持させることがかなり難しい状況となります。

クローンというのはご自身の身体の一部分から派生したということで、
姿・形を変えた移り変わりではあります。

これに”生まれ変わり”の理論を当てはめた場合、
かなり窮屈な理屈を当て込む必要が出てくるかと存じ上げます。

自身のクローンを数千億体造ることも可能になります。

仮にそのクーロン人間数千体を全く同じ環境下、
全く同じ知識、刺激しか与えずに育てたとしたら、
恐らく、そのクローン人間全てが、
同じ状態のコピー人間の様になることが予見されてはおります。

しかし、そのクローン人間には一つ一つには別々の霊魂が生まれ変わって乗り移っている筈ですので、
性格や行動パターンは違う筈であるということが主張されるのでしょうかね?

もしくは、クローン人間は際限なく造り続けることができるものではあるのでしょうが、
途中で霊魂の数の弾切れは起きないのでしょうかね?
少なくとも言えることと致しましては、
DNAの理論はかなり強力な縛りのあるものであり、
自然現象との融和性も高い現状にはある、
ということは言えるのかもしれませんね。

“生まれ変わり”は宗教から生まれたものです。

“生まれ変わる”為には、
供養も必要でしょうし、
49日や何回忌というものもございます。

お葬式には多大なる費用が掛かり、
そして、あの世の様なものを考えた時に、
お布施や献金も必要となってきます。

天国に行く為に、
宗教家が教える“良い人”である努力をしなければなりません。

宗教家が教える”良い人”の努力を皆が皆してくれるのであれば、
実に宗教家にとって都合の良い人物ができることとなります。

その過程の中で、
宗教家は安泰な資金繰りに成功することとなります。

人間以外の動物には死にお金は掛かりませんが、
人間には死に大きなお金が掛かります。

移り変わりを考えますと、
現在のご自身が生を成しているのは、
延々脈々と生を続けてきた祖先がおり、
星の数ほどの生き物が生命の断絶、
死に直面していく中で、
ご自身は生き永らえることができた訳でございます。

地球創生で考えるならば46億年、
宇宙創生で考えるならば137億年、
そう考えると”生きる”ということが自体が一つの大きな才能であることに気付かされます。
“生きる”ということは大きな才能であります。

生き物というのは、
他の生き物の生きるという権利を奪うことでしか、
その生を紡ぐことができないものとなります。

自身が生きる為に他の生き物を捕食し、
それをエネルギーとすることでしか生きられないものとなります。

例えば、植物の様なものでありましても、
自身をより良く生かす為に、
根から毒を出して他の植物を枯らしてしまう、
という品種のものもあります。

生きることとは、
即ち攻撃すること、
とも言えるのかもしれませんね。

生きるということは生物学的に生きているというだけでなく、
活きるという意味もございます。

他を活かす、
他を活性化させる、
元気にさせる、
そういうことはあり得るものとなります。

移り変わりを考えますと、
ご自身を生かしてくれているもの、
ご自身を活かしてくれているものに感謝の心が芽生えます。

それ故に、
生まれ変わり考えると宗教が生まれ、
移り変わりを考えると一瞬一瞬への感謝心が生まれます。
自然界には自殺というものはない訳ではございますが、
“生まれ変わり”と自殺には関係があります。

生まれ変わりがあるのなら、
自殺が最善手の局面もある筈です。

しかし、もし、自然界には移り変わりしかないのであれば、
その一瞬一瞬の生を紡ぐということが常に最適解になるかと存じ上げます。

どちらが真理なのかは、
人は知らなくても自然は知っております。

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陰陽五行説は自然哲学になります、
自然哲学は自然科学の基になるものでございますので、
科学的整合性を考慮するものとなります。

ただ、現実世界に起きる実現象というのは、
科学の世界で、
例えば、公式、法則、公理といったものが
目には見えない数式で表されます様に、
実現象だけを見てもその裏にある”物事の本質”というものは、
視えてはこないものになります。

目には見えないから"ない"というのでしたら、
科学の法則も公式も公理もない訳であり、
逆に言えば、目には視えない本質をどう掴んでいるのか、
それがこの世の中で生きていく上ではとても重要なことになるのかと存じ上げます。

そして、本当に大切なものは目には視えないということです。

数式は、目に見える形で存在している訳ではありません。

しかし、物の道理は数式の方にあるものかと存じ上げます。
故の物理学です。

同様に、心や気持ちは目に見えないものです。

しかし、人の本質は目に見えるその言動にあるのではなく、
心や気持ちにある筈です。

物事の本質の心を視るというのは、
恐らく、そういうことなのだと思われます。

そして、占うとは心を見つめること、
それによって物事の真理というものは視えてくるものかと存じ上げます(^^) 

天国も地獄も輪廻転生も、
全てはこの世にあるものになりますよ。

だから、活きるべきは妄想の世界ではなく、この現実(^^)
貴方からの御依頼お待ち致しておりますm(_ _)m


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