自由。失いかけたらわかったけど、すごく大切なものでした

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コラム


最近は、介護している親の認知症の症状がひどく、お仕事もサボリがちでのんびりさせていただいています。
ココナラは今、とても栄えているのではないかと思いますし、きっと優秀な占い師さんが席巻しているのだろうなぁと思うと、楽しくサボれています(ぉぃ)

今は、すごく敬愛していた親が壊れていく?みたいなことを毎日経験し、かなり辛い気持ちです。ですが、
これは、{身内に対する情愛}ということにまとめられたら、ちょっと違う感覚です。
そのうち、自分もこうなるかも、という心配や恐怖もあります。また、今は昔以上に、いわゆる老人ホームも種類も総数も増えてきて、一番ふさわしいところはどこかな?という前向きな感覚もありますが、
自由気ままに暮らしていた人が、{団体生活}になじんでいけなくてはいけない、それこそ入園・入学・就活?レベルの人生の一大転換点でもあり、大切な選択になります(当然、準備・決定に伴うストレスのようなものを感じます)。
あちこち、本人に代わって施設を見学しています(といってもコロナ下なので、たいがい玄関先でパンフレットをいただいて、状況を聞かせていただく感じです)。

おおいにコロナのせいらしいのですが。
よほど、高級なところをのぞいては、どこも施設に入ると、ほぼ個人の外出・外泊の自由もないです。
家族との面会も、玄関先でアクリル板はさんで(つまり、私たち見学者と施設の人との面会のように)行う、というところもありますが。
厳しくてきちんとしている施設ほど、{クラスターを発生させないために}
季節外の衣類の入れ替えも、家族から職員さんに渡すだけ、玄関わきの部屋と、本人の部屋をリモートでつないで面会、という形になるとか。
つまり、Aという場所に施設があるとして、Aまで来なくても、東京でもパリでも、面会が同じリモートシステムになるわけです。
 本音は、少しがっかりしつつも
『忙しい家族は良いですよね』と言いますと、
『そこまで熱心に面会に来る家族がいる人もいれば、(全然面会にこない人もいる)』
『施設の外にもはや全然出たがらない人もいる(もしかして、施設がパラダイスなのでしょうか?)』
という話を聞くと・・・・・。複雑な思いになりました。
寂しいというか、辛いのかなぁというか、色々整理のつかない気持ちになりまして。

例えが分かりにくいかもですが、『進撃の巨人』を連想してしまったりww。
壁の中に隔絶されていて。
あのアニメ(ごめんなさい、漫画そのものを読んでいないので)では、主題がこんな感じではないかと思っていまして。
→主人公その他、とても{自由}を渇望して、{支配からの脱却}を追求していたのだと思うのですが。あと、やはり理不尽に人間を食べにくる敵(巨人)を倒したい!というのでスタートしていたと思うのですが、、、。

自由度が少ない、かと言って、じゃ、お年寄りが外にきゃっほ~~♪と出て楽しいのかどうかもわかりませんし、そんな場所があるのかとうかわかりません。ましてや、認知症だと、付き添い無しでは、自由どころか、行方不明になってしまうかもしれませんし。

『進撃の巨人』では、立体機動装置を操って自在に滑空しているようなシーンもかっこいいのですが。
高齢者は、{もう飛ぶまいぞ、この蝶々}というオペラの歌曲のようなイメージになっていくのかなと思ってしまいました。

自分の足で、自分の力で、自分の意思で、もうどこか遠くへ行けない。
ちょっとした思いつきで、普段行かない所に行こう、ちょっと迷子になって見よう、なんて遊びももう出来ない。
・・・そう感じると、寂しくなってしまいました。

ココナラにいらしている方は、若い方、そして今を盛りの方が多くいらっしゃると思います。だから、こんな話がピンと来ないかもしれませんが。

ぜひ、今のうちに、出来るうちに、アホみたいでもバカみたいでも
行きたいところに行って
食べたいものを食べて
自由を謳歌していただきたいな、と思います。

辛いことがありますと言ってくるお若い方、多いです。
世代が違うので、もはや私の失った若さ、自由を持っていることが羨ましくもあり、ついついお説教じみて{もったいないわよ}と言いそうになるので注意しなくてはいけないといつも思うのですが。

ええ、若さと自由を当たり前にもっていたとしても、それ以外に大きな悩みや辛さを抱えているということは、感じますしね。
それでも、婆からのお願い(もはや祈りに近いですが)、
どうか、その若さ・自由もぜひ大いに生かして欲しいと思うのです。

そして、もちろん高齢者も、それから私くらいのお婆ちゃん年代に突入した世代も、ただのかわいそうな人で終わらないための、何か方法があるはずです。
世界は狭まったとしても、自由がかなり制限されていくとしても、小さくなっても空があって。太陽の光があって。よく見えなくなっても感じとれるように。
『お日様に感謝だねぇ(#^.^#)』
って、よっこらしょって生きていけるように。
意地悪な婆さんより、可愛い婆さんをめざしていくつもりです。

値上げもあったり。辛いこともあったり。
でも、ちょっとずつの幸せに感謝していきましょう~~♪
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