ステージでの緊張とどう向き合うか

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コラム
先日 Estill Master classで”ステージで緊張してしまう場合にはどうしたら良いか?”というような議題をしました。
色々な案が上がりましたが、”これをやれば間違いなし”というような解決法はもちろんなく、結局は自分との戦いだなぁと痛感します。
私も、学生時代は緊張しぃで声がひっくり返ったり、手が震えたり、それはひどいものでした。何せ、ピアノや歌の試験ではちょっと間違えると十数人いる先生が鉛筆で一斉に”カサカサ”と音を立てておそらくマイナスの査定を記入し始めるのです。いまだに悪夢にうなされる事も笑
今は、歌で緊張してパフォーマンスに影響する事はほとんどなくなりましたが、人前でのピアノ演奏はいまだに重心が上がってしまうような感覚があり、苦手です。
今日は私なりの緊張を克服してきた方法をお話ししていこうと思います。
・自信
自信は練習量に比例します。何度も何度も練習して体にしみこむまで練習すると、失敗しても最低ラインはキープ出来るようになってきます。特に歌は声そのものに練習した年輪が刻まれるので、一曲の練習だけでなく、どれくらいの期間練習してきたかというのが表れると思います。自信のあるパフォーマンスは表現にも大きく影響してきます。
・場数
場数を踏む事で当然ながら、緊張を遠ざけられるようになります。”場数”は本番に限った事だけではないです。本番の衣装を着て、イメージを頭に描いて、録音・録画してみたりして本番のを想定した練習を積む事で”場数”は踏めるようになります。
更に進化すると人の心を掴む力、ごまかし力(私はごまかし力に自信あり笑!)なども身についてきます。
・諦め
緊張の根底には”うまく見せたい”という気持ちがあるのではないでしょうか。練習では出せなかったパワーが本番で出るという事はよくあります。しかし、それは偶然の産物だと思った方が良いでしょう。基本的には練習で出来なかった事は本番では出来ないと思って、”自分はこれ以上でもこれ以下でもなくこんなもんです”というマインドでステージに立つと良いと思います。これが出来るようになったのは私がオバサン化して図太くなったからのような気もしますが笑
 Estillは科学的なボイストレーニング メソッドですが、そんな Estillでも、本番で出てくるなんかすごいパワーを”パフォーマンスオブマジック”と定義づけています。
声の核となるテクニックがあって、その上に芸術性が存在して、それを超えたところに”パフォーマンスオブマジック”があります。
その領域に辿り着くには練習練習練習、ですね…!
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