「向いている仕事がわからない」から抜け出すキャリア支援を行う、国家資格キャリアコンサルタントの井上です。2時間の構造化インタビューで“腹落ちする適職”を言語化します。
自己分析をして「これが自分に向いていそう」と思える仕事が見つかったのに、
「本当にこの仕事、続けられるのかな…?」
そんな不安にモヤモヤしたことはありませんか?
今回は、「自分に向いていると思う仕事が見つかったけれど、本当に続けられるか不安」という悩みへの対処の仕方についてお話しします。
自己分析しても不安が消えない理由
「これが向いているかも」と思った仕事。
だけどいざ就職・転職となると、不安が出てくる。
これ、すごくよくあることなんです。
理由はシンプルで、自己分析では「自分にとって理想的な状態」ばかりに注目しがちだからです。
・好きなこと
・得意なこと
・嬉しかった瞬間
・楽しかった瞬間
こういった“ポジティブな面”だけで選ぶと、実際に働き始めた時、思わぬストレスや想像と違う現実にぶつかってしまうことがあります。
カギは“最悪なシーン”を想像すること
そこで、私がおすすめしたいのが
「その仕事の“最悪な場面”をあえて想像しておくこと」です。
例えば、あなたが「人の話を聞くのが好き」なので、キャリアアドバイザーになったとします。
ただ実際には、話を聞くだけではなく、相手の感情に深く寄り添うことや、数値目標を持ち、転職活動を提案しなければならない場面も出てきます。
となると、仕事を始めてしばらくすると、
「話を深掘りするのは好きだけど、感情に寄り添うのはあまり得意じゃない」と思うようになることもあるかもしれません。
冷静になって過去の経験を思い返してみると、実際に人の感情に向き合う場面では苦手意識を持ってしまうことは多々あった…なんてことがあるわけです。
自己分析の時点で、そこにも目を向けていれば、もっと納得感のある選択ができていたかもしれません。
「向いているかも」と思ったら、こんな視点でチェックしてみよう
自分に向いている仕事を探す時、ぜひ以下の視点を持ってみてください。
その仕事で、「最悪だと思うシーン」ってどんな時?
それは、どのくらいの頻度で発生しそう?
自分はそれを乗り越えられそう? 許容できそう?
さらに、その仕事に就いている人にリアルな話を聞いてみるのもおすすめです。
転職エージェントを活用するのも良いですし、生成AIに「この仕事で大変なことって何?」と聞くのもひとつの方法ですね。
自分に合った仕事は、“感情の履歴”に隠れている
上記のことを実践する上では、
自己分析の時点で、「好きなこと」だけではなく、「嫌だったこと」「ストレスを感じた瞬間」も洗い出すことが大切です。
過去の体験を振り返って、「こんな状況は本当につらかったな」と感じた瞬間をリストアップしてみましょう。
そして、それがこれから目指そうとしている仕事に含まれていないか?をチェックする。
これだけで、「理想と現実のギャップ」を事前に埋めることができます。
まとめ:「向いている仕事」は、“理想”より“現実”から見つかる
自己分析って、どうしても「こうだったらいいな」という理想が膨らみがちです。
でも実際に働いてみると、理想通りにはいかないことのほうが多い。
だからこそ、あらかじめ“落胆ポイント”を把握しておくことが、自分らしい仕事選びの第一歩です。
「この仕事、向いているかもしれない」と感じた時ほど、
「でも、このシーンが毎日続いたらキツいかもな」と思う部分も、ちゃんと見てあげてください。
その視点が、あなたを“現実的なキャリア選択”へと導いてくれるはずです。
以上、今回は「自分に向いていると思う仕事が見つかったけれど、本当に続けられるか不安」という悩みへの対処の仕方についてお届けしました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!