【正義感の強い人はメンタルが弱い?】ジャッジメントがあなたを苦しめている

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社会の中で生きていると、さまざまな気づきや感情が生まれますよね。

職場の人間関係、家族との関係、学校、ご近所付き合い・・

人が集まれば色々な価値観や行動パターンを目にします。

その中で、

・あーこの人のこの行動は許せないな
・こんなマナーも守れないの?どういう育ち方をしているんだろう・・
・あの人の考え方は間違っている!

など、自分の常識外の迷惑行動をとる相手に対して、怒りや強い嫌悪感を感じてしまうことがあります。

この嫌悪感は、自己中心的にふるまう人から、自分や他人の権利を守るなど社会正義に基づくことも多いです。

タロットでも正義というカードがあります。

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物事を感情を交えず公平に判断し、バランスをとる、非常に知的で聡明な人を表すカードです。

この正義のカードが逆位置になってしまうと、ジャッジメントが度を越えて他者に対して排他的になったり、差別意識を強くしてしまう原因になります。


正しいという判断基準を持つということは、間違っているという判断基準も持っている状態です。

世の中が自分の正しいという基準通りに動いてくれていれば、とても心地よいのですが、残念ながら実際の社会は不条理です。

自分自身の正義とは真逆の行動や発言をする人達がわんさか存在します。

そうなってくると、自分の正しい判断からずれている人に対する嫌悪感がどんどん強くなり、怒りや憎しみ、恐怖の感情が心を支配してしまいます。

このような怒りや憎しみ、嫌悪の感情は、相手にぶつけなければ誰にも迷惑をかけません。

しかし、その負の感情を持っている本人の身体を心を蝕んでいくのです。

怒りや憎しみ、嫌悪感を抱いている時は、心や頭がざわざわして非常に不快ですよね。

しかも目の前に自分の常識とかけ離れた、ありえない行動をとる人がいれば、
頭がカーッとしなり、みぞおちのあたりがぞわぞわ、胃がきゅーっ・・

そう。脳と身体に強いストレスが加わるのです。

ジャッジメントの強い人、いわゆる白黒思考になればなる程、
意思は強くなりますが、メンタルは弱くなります。

グレーゾーンがないため、いつも正しい、正しくない、許せる、許せない、常識的、非常識

という判断が自動で働き相手の行動次第で心が振り回されてしまいます。

その内に、人と関わってまた不快になりたくない・・と恐怖すら感じてしまうようになるのです。

そうなると、神経症の傾向が出てきます。

面白い例があります。

次の二通りの人物像を想像して、どちらの人物の方が国のために、公平で優れた政治を行ってくれると思いますか?

Aさん
快楽主義者でプレイボーイ。
学校の成績を改ざんし、学生時代は詐欺師というあだ名で呼ばれていた。
アンダーグラウンドの世界で名声をあげて資産家になった人物。

Bさん
画家を目指すも、なかなか評価されず地味に暮らしていた。
たばこを吸わず、菜食主義者で、お酒もたまにビールを一本飲む程度。
国を愛し、真面目で質素な生活を送っていた人物。

Aさんはオスカー・シンドラーで、Bさんはアドルフ・ヒトラーです。
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一見すると、Bさん(ヒトラー)のほうが、人格的に優れていて素行もよく、正しい判断ができる人物ように見えます。

しかしご存じのように、大量のユダヤ人虐殺を指揮したのがヒトラーで、
元詐欺師のシンドラーは、ナチスの虐殺から多くの人達を救った救世主です。

なぜ、このようなことが起きるのか?

原因のひとつに、ヒトラーが強いジャッジメントを持っていたからだと思います。

愛国主義者のように、一つの人種、民族が優れていると判断することは、他の民族を蔑視する価値観に繋がります。

正しいあり方を守る人は、正しくないあり方をする人を蔑視するようになります。

はじめは、公平に判断していた正義が、次第にバイアスによって歪められ、
非常に不公平な判断を下してしまうのです。

これは、正義のカードが正位置から逆位置に変わる変化と同じです。

ジャッジメントは、正しい、正しくないという基準で決めるものではなく

バランスで決めるもの。

ある一定の行動をとる人達や身分の人達を優遇することで、他の人達の権利が阻害されているなら、公平に判断し、バランスを調整する。

そのようにフラットな視点で見ることのできる力は自分ためにも、他人のためにもなります。

シンドラーは、人格的に優れた聖人ではありませんでしたが、グレーゾーンを持っていたため、ナチスの虐殺に苦しむ人達の気持ちも公平に理解できたのです。

このように、判断をしてしまう癖の強い人は、自分自身の心を傷つけ、
さらに重要な場面で冷静な判断が下せなくなってしまうリスクがあります。

メンタルが弱い人=自信のない人とは限りません。

正義感が強く、判断する癖があるとメンタルは弱くなってしまうのです。

もし、自分や周囲の人が、何かと人の行動や価値観を判断し、息が詰まる感じがするなら、

その人は正義が逆位置になっている状態かもしれません。
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もともとの正義が何であったのか?

自分の原点に戻ってみると、フラットな視点を取り戻せるかもしれませんね。

グレーゾーンを作ると、心も頭も楽になります。

そしていざという時に、あなたの正義感が本当に正しいことが何か?を的確に知らせてくれるでしょう。

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