安心を考える~我慢せず、助けを求める~

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コラム
災害(集団感染等)から時間が経ってから、PTSDによる不眠やうつ症状、引きこもりなどが起こるのは、被災時に我慢を吐き出せず、心に溜めてしまったことが要因の一つであると考えられています。

災害の直後に信頼できる間柄の親しい人たちと感情を分かち合ったり、共につらい経験をした者同士、互いに状況を語り合い、共有することがストレスを緩和し、レジリエンスを高めるために有効だと言われています。

登山では「我慢をしてしまった時に正しく手当てをして安全な場所へ移動したり、適切なタイミングで救助を要請したりすること」を”セルフレスキュー”というそうです。

この「適切なタイミングで救助を要請する」ことは、登山での遭難対策はもちろん、あらゆる災害時でも、また、日常生活においても、極めて重要なこと
です。誰かに助けてもらうことも”セルフレスキュー”なのです。
必要な時には遠慮せず、積極的に気落ちを打ち明けるよう心がけましょう。

また、災害時の心のケアに関して、最も見過ごされがちなのが支援者、ケアギバーです。自ら被災しながら支援に回っている人たちにもグリーフや本音を吐露する機会があるか、気を配ることも大切です。

                                      カウンセラー kouexis



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