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安心を考える~我慢せず、助けを求める~

災害(集団感染等)から時間が経ってから、PTSDによる不眠やうつ症状、引きこもりなどが起こるのは、被災時に我慢を吐き出せず、心に溜めてしまったことが要因の一つであると考えられています。災害の直後に信頼できる間柄の親しい人たちと感情を分かち合ったり、共につらい経験をした者同士、互いに状況を語り合い、共有することがストレスを緩和し、レジリエンスを高めるために有効だと言われています。登山では「我慢をしてしまった時に正しく手当てをして安全な場所へ移動したり、適切なタイミングで救助を要請したりすること」を”セルフレスキュー”というそうです。この「適切なタイミングで救助を要請する」ことは、登山での遭難対策はもちろん、あらゆる災害時でも、また、日常生活においても、極めて重要なことです。誰かに助けてもらうことも”セルフレスキュー”なのです。必要な時には遠慮せず、積極的に気落ちを打ち明けるよう心がけましょう。また、災害時の心のケアに関して、最も見過ごされがちなのが支援者、ケアギバーです。自ら被災しながら支援に回っている人たちにもグリーフや本音を吐露する機会があるか、気を配ることも大切です。                                      カウンセラー kouexis
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不安をやわらげるセルフレスキュー【感情調整の方法】

今日は、「自ら癒す力を培う」援助をするための知識として「感情調整の方法」について、共有したいと思います。【感情調整の方法】~不安な気持ちやネガティブな気持ちが強い時に、気持ちを和らげる方法~1.気持ちを和らげる(感情調整)・ストレスがかかる状況にいると、特に不安やイライラなどの気持ちが強くなることがあります。・そのような気持ちが出てくるのには理由があり、私たちの周囲で起きていることを知らせてくれています。例えば、不安な気持ちは「何か良くないことが起きそう」という状況で、準備をするように私たちを動かします。・不安な気持ちに気づいて「不安になるのも当然だな」と受け止める、今できることをすることで不安は落ち着いてきます。しかし、不安が強すぎる時には、適切な行動をとることもままならなくなります。そんな時には気持ちを和らげる『感情調整』スキルが役に立ちます。2.感情の3つのチャンネル・気落ちを和らげるために、私たちの感情体験を「身体」「思考」「行動」の3つのチャンネルに分け、それぞれのチャンネルを通して感情が表現されると考えてみます。■身体チャンネル:あなたが体で感じる事■思考チャンネル:あなたが自分自身に言ってること、あなたの考え■行動チャンネル:苦痛に対してあなたが実際にすること3.3つのチャンネルごとの感情調整法・気持ちを整える時には、チャンネルごとにできることがあります。・3つのチャンネルは互いに関連し合っているので、1つのチャンネルをターゲットとした取り組みが、他のチャンネルにも影響を与えることが予測されます。・人によって、取り組みやすいチャンネルは異なります。また、1つの方法
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