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コラム
「ちょっと盛った」が命取りになる 誇大広告の危険性について
記事
コラム
南本町行政書士事務所
2026/05/18 13:17
広告には、ある種の“演出”があります。
よく見せたい
売りたい
興味を持ってほしい
これは商売として当然です。
しかし、その「盛る」が行き過ぎた瞬間、
“広告”は“違法”に近づいていきます。
近年はSNSや動画広告の普及により、誰でも簡単に宣伝できる時代になりました。
だからこそ、
個人事業主
インフルエンサー
小規模事業者
スタートアップ
でも、誇大広告のリスクを避けて通れなくなっています。
「日本一」「絶対」「必ず」は危険
典型的なのがこれです。
「絶対痩せる」
「100%儲かる」
「必ず成功」
「業界No.1」
「日本一」
こうした表現。
もちろん、実際にNo.1なら問題ないケースもあります。
しかし、
根拠が曖昧
だと問題になります。
特に景品表示法では、
優良誤認表示
有利誤認表示
が問題となります。
簡単に言えば、
「実際より著しく良く見せるな」
というルールです。
“みんなやっている”は通用しない
広告業界では、
「他社もやってる」
という感覚が非常に多い。
ですが、法的にはそれはあまり意味がありません。
例えば美容業界。
ビフォーアフター
過剰な効果表現
“個人の感想です”
加工写真
など。
一昔前はかなり曖昧な運用もありました。
しかし現在は行政指導や摘発も増えています。
特にSNS広告は、
「軽いノリで作ってしまう」
ことが危険です。
TikTokやInstagramの短尺動画は勢いがあります。
その分、法務チェックが抜けやすい。
AI時代でさらに危険になる
最近は生成AIによって、
架空レビュー
架空実績
偽の体験談
存在しない利用者
まで簡単に作れるようになりました。
これは非常に危険です。
例えば、
「利用者の声です」
としてAI生成人物を掲載する。
場合によっては消費者を誤認させる問題が出てきます。
特に、
医療
美容
投資
法律
健康食品
などは厳しく見られやすい。
「AIだからバレない」ではなく、
“AIだから大量に問題が発生する”
時代になっています。
行政処分だけでは終わらない
誇大広告の怖いところは、
“信用を一瞬で失う”
点です。
最近はスクショ文化です。
一度炎上すると、
過去広告
LP
動画
投稿履歴
が全部掘り返される。
特に、
「言い過ぎた広告」
は後から切り抜かれやすい。
行政処分よりも、
ブランド毀損
信頼低下
SNS炎上
の方がダメージが大きいケースもあります。
「尖った広告」と「違法広告」は違う
ここは重要です。
広告は、ある程度尖っていないと埋もれます。
印象に残らない。
だから、
強い言葉
世界観
キャッチコピー
自体が悪いわけではありません。
問題なのは、
“事実を超えてしまうこと”
です。
例えば、
実績を盛る
架空の評価を書く
存在しない監修者を出す
「返金保証」と書きながら返金しない
など。
ここまで行くと、単なる演出では済みません。
士業・専門家こそ注意
行政書士、弁護士、税理士なども無関係ではありません。
例えば、
「必ず許可取得」
「絶対勝てます」
「日本トップクラス」
「業界最安」
など。
専門家は“信用”で仕事をしている以上、広告表現が後から問題化しやすい。
しかも、士業は一般企業以上に、
「品位」
も見られます。
短期集客だけを狙った煽り広告は、長期的にはブランドを傷つけることがあります。
最後に
誇大広告は、最初は“少し盛る”ところから始まります。
しかし商売が苦しくなると、
もっと強く
もっと派手に
もっと断定的に
となりやすい。
そして気づけば、
“現実”と“広告”が乖離していく。
広告とは本来、
「魅力を伝える技術」
です。
「現実をねじ曲げる技術」ではありません。
AI時代、SNS時代だからこそ、
どこまでが演出か
どこからが誤認か
を冷静に考える必要があります。
派手な広告は一瞬伸びる。
でも、長く残るのは結局、
「実態とズレていない会社」
なのかもしれません。
南本町行政書士事務所 特定行政書士 西本
#誇大広告
#景品表示法
#利用規約
南本町行政書士事務所
行政書士 法務スペシャリスト×事業戦略 / 40代後半 / 男性
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