M&Aのデューデリジェンスで何を調べるのか ― “買った後に後悔しないための調査” ―

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コラム
M&Aは、「契約して終わり」ではありません。

むしろ本番は――
契約前の“見極め”にあります。

その中心となるのが、デューデリジェンス(DD)です。

簡単に言えば、
「この会社、本当に大丈夫か?」を徹底的に調べる作業。

今回は、その中身を分かりやすく解説します。

💡 デューデリジェンスとは

デューデリジェンスとは、
買収対象企業の実態を調査すること。

👉 目的はシンプル

リスクの発見

価値の適正判断

契約条件への反映

👉 要するに
“知らずに買う”を防ぐ作業です。

🔍 ① 法務デューデリジェンス(法的リスク)

ここは行政書士的にも関与しやすい分野です。

✔️ チェック内容

契約書(取引先・業務委託・賃貸など)

許認可の有無・有効性

紛争・クレームの有無

就業規則・労務関係

👉 よくあるリスク

無効・不利な契約

許認可の不備

隠れたトラブル

👉 ここでミスると
買収後に一気に問題が噴き出します。

💰 ② 財務デューデリジェンス(お金の実態)

一番イメージしやすい部分。

✔️ チェック内容

売上・利益の推移

借入金・負債

キャッシュフロー

粉飾の可能性

👉 ポイント
“帳簿どおりか?”ではなく、“実態はどうか?”

👥 ③ 人事・労務デューデリジェンス

意外と見落とされがちですが重要です。

✔️ チェック内容

雇用契約の内容

未払い残業代

労働トラブル

キーパーソンの有無

👉 リスク

未払い残業 → 突然の請求

人材流出 → 事業崩壊

👉 “人”は最大の資産であり、最大のリスクでもある

🏢 ④ ビジネスデューデリジェンス

会社の“中身”を見る部分です。

✔️ チェック内容

ビジネスモデル

取引先の依存度

競争力

市場環境

👉 例

売上の8割が1社依存
→ その1社が離れたらどうなる?

⚠️ よくある見落とし
❌ 契約書を“形式だけ”見る

👉 中身のリスクを見ない

❌ 数字だけ信じる

👉 実態とのズレを見ない

❌ 人を軽視する

👉 キーパーソン退職で崩壊

👉 共通点はこれ

「表面しか見ていない」

💡 デューデリジェンスの本質

DDは単なるチェックではありません。

👉 本質は

“最悪のケースを想定すること”

この契約、問題にならないか?

この数字、崩れたらどうなるか?

この人がいなくなったら?

👉 ここまで考えるのがDDです。

💡 実務のリアル

M&Aで失敗するケースの多くは、

👉 「知らなかった」

これに尽きます。

簿外債務

労務問題

契約リスク

👉 でも実際は

“調べれば分かった”ことがほとんどです。

🎯 まとめ

デューデリジェンスで重要なポイント:

法務(契約・許認可)

財務(数字の実態)

労務(人のリスク)

ビジネス(事業の持続性)

👉 そして

表面ではなく“中身”を見ること

✍️ 最後に

M&Aは、夢のある話です。

でも同時に――
リスクの塊でもあります。

そのリスクを、事前にどこまで見抜けるか。

それが
“成功”と“後悔”の分かれ道になります。

南本町行政書士事務所 特定行政書士 西本
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