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コラム
事業協同契約に関係する主な法律
記事
コラム
南本町行政書士事務所
2026/01/28 12:45
事業協同契約に関係する主な法律
① 民法(最重要)
まず大前提として、事業協同契約は民法上の契約です。
関係する中心条文は以下。
契約自由の原則(民法521条)
債務不履行責任(民法415条)
不法行為責任(民法709条)
共同不法行為(民法719条)
解除・解約(民法540条以下)
👉
事業協同で誰かがやらかすと、
「共同で責任を負う」構造になる可能性があるのが最大のリスク。
だからこそ
責任分担
免責
損害賠償の範囲
を契約書で調整する意味が出てくる。
② 商法(商人同士の場合)
事業者同士であれば、商法も影響します。
商行為性
善管注意義務(商法644条類推)
商慣習の考慮
特に問題になるのは、
「そこまでやる義務があるのか?」
という場面。
商人同士だと、
一般人より高い注意義務を期待されるため、
「聞いてない」「知らなかった」は通りにくい。
③ 会社法(間接的に重要)
事業協同契約自体は会社法の直接対象ではありません。
しかし、実務上は強く意識されます。
なぜなら、
事業協同が実質的に「会社っぽい」
役割・意思決定が不明確
利益配分が固定
こうなると、
それ、会社作るべきでは?
という評価が出るから。
👉
会社を作らず協同を選ぶなら、
法人格がないこと
連帯責任の可能性
意思決定構造
を契約で明示しないと危険。
④ 独占禁止法(意外と見落とされがち)
ここは盲点になりやすい。
事業協同の内容によっては、
価格の取り決め
取引先の制限
役割分担による競争排除
が、不当な取引制限に当たる可能性がある。
特に注意が必要なのは、
同業者同士の協同
市場シェアが高い場合
👉
「協力」のつもりが、
カルテル評価されるケースもゼロではない。
⑤ 下請法・フリーランス法(実態次第)
名目は「協同」でも、
一方が圧倒的に強い
実質的に仕事を投げているだけ
という構造だと、
下請代金支払遅延等防止法
フリーランス新法
の問題が出ることがある。
つまり、
協同と言いながら、
実質は発注・受注関係
になっていないかが見られる。
⑥ 知的財産法(著作権法・商標法など)
共同事業では、ほぼ確実に関係する。
共同制作物の著作権
ノウハウの帰属
ブランド・商標の使用
ここを決めていないと、
契約が終わったあとが一番揉める。
知財は
**「作った瞬間に権利が発生する」**ため、
後出し調整が効かない。
⑦ 税法(表に出にくいが重要)
収益分配の課税関係
経費負担の扱い
消費税の帰属
契約書の書き方次第で、
誰の売上になるか
誰が課税されるか
が変わる。
👉
税理士と連携すべき領域だが、
契約構造が税務を決める点は行政書士としても無視できない。
まとめ:事業協同契約は「民法だけ」では足りない
事業協同契約に関係する法律は、
民法(中核)
商法
会社法(発想として)
独禁法
下請法・フリーランス法
知的財産法
税法
と、横断的。
だからこそ、
テンプレ一枚で済ませる
仲がいいから大丈夫
が一番危ない。
南本町行政書士事務所 特定行政書士 西本
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南本町行政書士事務所
行政書士 法務スペシャリスト×事業戦略 / 40代後半 / 男性
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