独創教育は、独創教育者にあり。なぜ、東北大から独創発明が生まれたかの理由がわかりました。答えだけを覚えても意味がありません。
この本は、岩波ブックレットNO.87です。
永井道雄氏と、西澤潤一氏との対談形式で創造性について語られています。その中で、東北大学から独創的な研究成果が出た理由がはっきりしました。
教育の専門家でないものが、大学の伝統を無視して、企業のM&Aのような大学の統合や連携を行って、大学教育を破壊しました。大学名称がころころ変わり、違和感を感じていました。
最初に、大学のリーダ選抜が重要であることが、この本から明らかになります。
書名:「創造性を育てる」
著者: 永井 道雄 著 , 西澤 潤一 著
通し番号:87
ジャンル 書籍 > 岩波ブックレット
日本十進分類 > 社会科学 > 教育
刊行日 1987/05/20
ISBN 9784000030274
Cコード 0337
体裁 A5 ・ 並製 ・ 56頁
在庫 品切れ(岩波ブックレットの最新情報)
出版社:岩波書店
定価:250円(発売当時の値段)
【この本の内容】
“なにごとも模倣から始まるのが本当だ”“伝統をふまえた自由な心”“人間性と結びついた科学技術”“理工系と文科系が連携した学問で人類の進路を”……欧米やアジアの教育事情も参考にしながら縦横に語りあうビッグ対談.
【目次】
型破りな東北大学と金属材料研究所
日本人の模倣性は歴史的選択だった
緊急事態になると若いリーダーがでる
基礎研究も、産学協同も
伝統の継承とゆたかな人間性
「守・離・破」にみる創造性
自由、志、そして人生の喜び
ほんとうの知的教育から倫理性も
「二つの文化」の先-これから
上記本は、岩波書店のホームページでは、品切れとなっていました。できれば、増刷してほしいです。
現在、図書館で借りることができます。アマゾンでも、中古本が出ています。
やはり、教育も研究も、歴史が重要です。世界的な指導者の残したメーセージは、時代を超えた価値があります。
教育の問題は、創造性の観点からは、文部科学省検定(過去の情報)と塾(過去の情報を詰込む)にあると思われます。
あまりに、塾が発達し、子どもが自由に発想する(創造性を育む)時間を奪っています。
教育を無償化し、塾に通うような流れができては、最悪です。
結論は、真に世界トップの教育者・研究者に未来を託すような政策が必要なのかも知れません。
本は、1986年10月4日、NHK教育テレビ「ビッグ対談」での放送に加筆して書籍化したものでした。番組タイトルは、「独創性を育てる」-編集部p54(NHK放送に変容が見受けられます。1985年~1987年放送のビッグ対談は、すばらしかった。)
このビッグ対談の動画コンテンツはNHKオンデマンドでも視聴できませんでした。一部、NHKアーカイブのクロニクルで書誌情報は閲覧可能。
NHKアーカイブで放送してほしいと思いました。
日本で創造された電気関係の主な研究(P55に発明年(研究年)と詳細内容 開示あり)
東北大職員又は東北大卒業生になされた研究(発明)が多数あります。
東北大職員:本多光太郎(KS鋼、新KS鋼)、八木秀次(八木中空線)、岡部 金次郎(陽極分割型マグネトロン)、松尾貞郭(航空機よりの電波の反射)
東北大卒業生:加藤与五郎、武井武(フェライト)、松前重義(無装荷ケーブル)、野副鉄雄(七員環化合物)、吉田進(トリニトロン)P55一部抜粋