「生死の境界線上に存在するもの」

「生死の境界線上に存在するもの」

記事
コラム
結局のところ、なんだかんだ言って、生死の境が一番面白かったりするものである。ここで生きるか死ぬか、というギリギリの境界線を楽しむことが快楽の真骨頂であり、そこを如何に楽しめるかが、それぞれの人生を有意義なものにするかどうかの分かれ目となる。

「狂気の沙汰ほど面白い」とは麻雀漫画の金字塔である、「アカギ」の登場人物、赤木しげるの言葉である。私もこれには全く同意するところであり、計算された「安定」ほど詰まらないものはない。

計算の範疇を超えた不確実性こそが人生の醍醐味であり、狂気はまさにそれを最も忠実に体現したものと言える。最初から全て上手く行くようなゲームなど、退屈の極みであって、誰もそんなゲームなど、やろうとも思うまい。

生きるか死ぬかの境界線上にこそ,真の快楽があり、そこに到達できる者というのはそう多くはない。醜く生き永らえるか、美しく死ぬかと問われれば、私は間違いなく美しい死を選ぶだろう。

こうした考えは、三島由紀夫の体現した、「夭折の美学」に近いものがあるかもしれないが、潔い死ほど、私たちを惹き付けて已まないものはないに違いない。「生と死」はまさしく表裏一体のものであり、そこにはある意味において、神聖且つ、荘厳なものが存在する。

生があれば、その裏には必ず死があって、その関係は切っても切れないものだ。その二つの概念が交錯するところに真の快楽が生まれ、この世界の真理もまた、そこにその姿を現すのである。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す