「『成功』って何?」~幻想の正体~

「『成功』って何?」~幻想の正体~

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コラム
この現代社会においては、巷に多くの成功法則や成功譚が溢れ、人々はその類の話には非常に敏感に反応する。「成功」は人々の憧れであり、所謂「成功者」という人々の話に熱心に耳を傾ける。

私はこういったものにあまり関心がない。そんなに成功したいとも思わないし、物欲がそもそもあまりないので、そういった話にも特に惹かれないのだ。そんな訳で、妻からも「有人さんは本当に欲がないね」としばしば言われる。

それはいいことなのか、それとも悪いことであるのか、自分ではよく分からないが、少なくともそういった欲求の少なさが私の人生に悪い影響を及ぼすことはあまりないので、別にいいのではないかと思う。

私が疑問に思うのは、所謂「成功」というものの正体である。「成功」とは詰まる所何なのか、その概念を理解している人は意外と少ないのではないか。そこのところが余りにもふわっとしているというか、明確にならないので、世間一般のそういった流れが非常に安直でチープなものに見えてしまう。

この現代社会において「成功」は人生においての「勝利」の証であり、誰もがそれを望んでいるのだ、という物語を特定の人々が作り出しているように思えてならない。果たして、どれ程の人々が本当にそれを欲しているのだろうか?

私は成功を追い求める人生を選択して来なかった。私はもっと深い意味での、もっと確かな、自分が生きているという証を手に入れたかったのだ。

「人は何故、生きるのか?」
「人は何処から来て、何処に向かうのか?」

その根源的な問いの答えを見付けるその日まで、私の思索の旅は続く。例え、その答えが見付からなくても、私はこの人生を私として生きたことを後悔はしないだろう。
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