「『哲学』という現代社会に最も必要な学問」

「『哲学』という現代社会に最も必要な学問」

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コラム
今の世の中に最も必要な学問は「哲学」であると思う。巷には様々な学びのコンテンツが溢れているが、方法論だけ学んで、肝心の精神に関することがおざなりになっていては本末転倒ではないかという気がする。

物事の枝葉の部分だけ学んでも、根本的な部分の理解ができていなければ、結局のところ、その学びはあまり活きることがなくなってしまう。現代においては、学問もそれぞれ専門性が高まり過ぎて、過剰に細分化されてしまった感さえある。

私は学問というものは結局のところ、最終的にはひとつのところに収束するものだと思う。無数の枝葉に分かれた、小さなカテゴリーとしての学問は、詰まる所、根幹となる一つの大きな真理とも言えるところに行き着くに違いない。

話を戻すと、些末な方法論に囚われ過ぎて、本来、最も大切な精神の部分を見失っているところに問題はあるのだ。
「こういうときは~すればいい」
「こんなケースでは~するのが正解」といったような即席で答えが出るコンテンツが量産され、ネットや書店、kindleなどに大量に出回った結果、人々は、
「方法は知っているけど考え方を知らない」
「対処法は知っていても自分で考えることをしない」といったような、ある意味において特殊な状況に陥ってしまった。

これは本当に由々しき問題である。自分の頭で考える、ということを放棄すれば、それは即ち、自らの人生の舵取りを他者に委ねたことになりはしないだろうか。
「人間は考える葦である」とはフランスの哲学者であるブレーズ・パスカルの言葉だが、考えることを放棄することは人間であることそのものを放棄することに等しい。

哲学は、自分の頭で考えることを推奨し、それを促す学問である。今のような混沌とした時代にこそ、こういった学問が必要とされるのではないかと私は思う。誰かがこう言ったから、とか、一般的にはこういうものだから、とかいうものではなく、「自分はどう思い、どう考えるのか」ということを一番に考えて、生きて行くことでそれぞれの人生もまた、いい方向に変わって行くのではないだろうか。


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