「『人生の意味』より大切なこと」

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コラム
 人生五十年、などと言われた時代があった。縄文時代の頃は平均寿命が「約31歳」だったらしい。私も今年で52歳になり、軽く半世紀は生きていることになる。

戦国時代だったら既に「老年期」と言われる年齢である。自分もこんな歳になったか、と少し感慨に浸ってしまうときがある。

 私は兎に角、考えることが好きなので、日頃から「ぼーっとする」とか「休む」ということをしない。それは本当に良くないことだと思ってはいるが、分かってはいても辞められない、というのが現状である。

 そして、私は昔から深く悩み、考える子供だった。幼い頃から「人はなんで生きるんだろう」とか、「人は何処から来て、何処へ行くんだろう」などと取り留めのない考えに憑り付かれ、時間をそれに費やしていた。

 人が生きるのに、そもそも理由など存在しない。犬や猫も「何故、自分は生きているんだろう」などとは考えまい。人とは本当に不思議なものだ。人について考えて行くと、次第に面白くなって来る。人の世界もとても不条理で、理不尽なものだが、きっとそこが一番面白いところなのだと思う。

考えてみれば、こうして生きていられるのは本当に幸せなことだ。私たちはともすれば求めることで頭がいっぱいになってしまいがちだが、先ずは感謝することが大切である。

 「人生の意味」というものはその個人個人によって色々と定義付けができるだろう。しかし、本当に大切なことは闇雲に「人生の意味」を追い求めることではなく、今あるものに感謝し、周囲の自分を支えてくれている人たちに感謝の気持ちを持つことではないだろうか。 



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