「幸福な人生を送るために」

「幸福な人生を送るために」

記事
コラム
人生において、人は様々な出会いを経験する。人と人が出会い、そして別れて行くのは世の常であり、出会いがあれば別れもあるのは至極当然のことである。人は人によって学び、また多種多様な影響を受ける。

人生は非常に美しいものだ。今、こうして目に映る光景が、鮮やかに記憶に刻み込まれて、思い出のひとつとなって行くのもまた不思議なものだな、とも思う。

私たちはともすれば、この人生における限られた時間というリソースについて誤解しがちである。多くの人々がまるで永遠に生きることができるかのように日々を送っている。実際には、私たちに与えられた人生の時間というものは極めて少ないもので、人生は途轍もなく短いものなのである。

その有限の時間というものを大切に使わなければならない。スティーブ・ジョブズの名言に、「もし今日が人生最後の日だとしたら、今、やろうとしていることは本当に自分のやりたいことだろうか?」というものがある。まさしく、これはある意味での真理であり、今日一日、今現在のこの瞬間を大切に生きなければならないということだ。

「今を生きる」というフレーズは、ややもすれば刹那的に生きることの代表的な言葉のように捉えられがちであるが、その実、人生において最も大切なことを私たちに教えてくれる珠玉の言葉である。

今、この瞬間が本当に幸福で、楽しいものだとして、それが十分後もそうなら、その十分間はずっと幸福で楽しかったことになる。そうやって考えて行くと、その幸福が三十分後、一時間後、三時間後まで続き、更に一日、三日、一週間、一ヶ月、半年、となって、最終的に一生続けば、それはその人生が幸福なものだった、ということになるだろう。

要するに、幸福になるには、何処かに目標点を据えて、そこに辿り着いたら幸せになれる、というものではなく、今現在を幸福なものにしてしまって、それを持続させる、という方法がベストであろうと思われる。

幸福とは何かのご褒美として貰える報酬ではなく、そのもの自体が「そういう状態」だということである。「幸福な状態」を如何に持続させ、人生自体をそれで満たせるか、ということにより、私たちの幸せというものは決まって来るものなのだ。

折角、この素晴らしい世界に生まれたのだから、どうせなら幸福になりたい、と思うのは極めて自然な感情であり、人の本能に起因するところである。誰もが幸福になることを目指すことができるような、そんな社会になって行けばいいと思う。




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