動画編集者が案件を獲得するための営業文の書き方【ポイントとNGなこと】

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こんな人はこの記事が役に立つと思います。

「動画編集者として案件を獲得したいけど、どんな営業文を書けばいいか分からない...」
「自分の今の営業文が間違っていないか知りたい」

編集を外注する人の心理とは?


とにかく意識しないといけないのは、自分のことではなく相手のことです。
自分の都合ばかり書いている人は採用されません。

動画編集を外注する人というのは「お金はあるけど時間がない人」ですよね。

時間単価が高く、自分で編集するのが割に合わない人だったり。
お金より時間を節約したい人が外注するわけです。


この”時間がない”というのがとても大事で、営業文を送る側としては相手の時間を奪う行為をどれだけ減らせるかがカギとなります。

ここを押さえておくと、どのような営業文を書くべきかが見えてきますし、相手に時間的な負担をかけさせない配慮ができるようになります。

営業文を作成する際のポイント

①名前を名乗る(自己紹介)
当然のことなのですが、名前すら分からない人を採用したくないですよね。

さらに顔出しできると強いです。
顔出ししていないという理由で、営業文を読んでもらえず選考から一瞬で外れることもあります。

僕自身は顔出ししていなくても案件の獲得はできているのでマストではないと思っていますが、より採用される確率を上げたい方は顔出しするのがいいでしょう。

簡単な自己紹介も必要です。
編集歴や、本業なのか副業なのか...など。

②使用ソフト
ほとんどの募集で条件として提示されているのはAdobeのPremiereProですね。
僕もPremiereProを使用していますし、YouTube編集をしていくならこれを選んで間違いないと思います。

ここでケチって無料の編集ソフトしか使用できないまま応募していても、恐らく案件を獲得することはできません。
無料ソフトを使っている人は、初期投資としてPremiereProを使えるようにしておきましょう。

※ちなみに僕は「コンプリートプラン」を契約しています

③実績
実績は営業文の最初の方に書きましょう。
読んでもらいやすくなります。

で、実績というのは
・自己紹介動画などのポートフォリオ
・過去に編集した動画のURL(事前に許可取りは必要)

ここで絶対にやってはいけないのが、ギガファイル便で動画を送ることです。
ギガファイル便で動画を送ってしまうと、動画をダウンロードする時間がかかりますよね。

冒頭でもお伝えした通り、外注する人というのは”時間がない人”です。
極力相手の時間を奪わない配慮が必要でしたよね。

ちなみに、Twitterで営業文を送る際に「ポートフォリオは固定ツイートに貼ってますのでそちらをご覧ください」と書いてしまう人もいるのですが、これもNGです。
時間を奪ってしまっています。

ポートフォリオを送る際はYouTubeの限定公開のURLを送るのがベターなので覚えておきましょう。

④強み
「強みは必要ない」という意見もあるのですが、僕はあってもいいのかなと思います。

「サムネイルを作成できます!」
「チュートリアルを作成してYouTubeにUPしてます!」
みたいな感じです。

ここで注意なのですが、強みは事実や根拠をベースに提示しましょう。

作成したサムネイルやYouTubeにUPしたチュートリアル動画のURLを営業文に貼り付けるまでがセットです。

証拠や根拠がない強みは強みではありません

証拠や根拠を示すことができないのであれば、逆効果になる可能性があるので書かない方がいいでしょう。

⑤納品可能な本数
週に何本納品できるかや、週の稼働時間を書くといいでしょう。
後々トラブルにならないように、前提となる動画の時間も書いておくといいかも知れません。

10分程度の動画であれば週に○○本納品可能です。
みたいな感じです。

後に20分の動画が送られてきて、決まった本数が納品できない...ということになってしまうとお互い嫌な思いをしますよね。

あらかじめ事故が起こらないように対策しておきましょう。

⑥作業可能な時間
平日→19時~23時
土日祝日→8時~22時

このように、作業可能な時間は伝えておくことをオススメします。
大きな理由としては、連絡したら早く返信が欲しいからです。

修正指示や作業の追加の連絡をしたときに、返信や対応は早い編集者は重宝されます。

修正指示の連絡をしたのに1日返信がないと、指示した側は「納期に間に合わないんじゃないか...」と不安になりますよね。

それだけ返信が遅いというのは編集者としてはデメリットとなります。

可能であれば1時間以内、遅くとも3時間以内には返信したいですね。
どうしても長時間返信できないのであれば、「後で返信します」など一言でも送るといいでしょう。

少なくとも連絡を見たことは相手に伝わるので、連絡しないよりは何倍もマシですから。


以上の文章に、募集要項の内容を加えて送れば問題ないはずです。
ぜひ参考にしていただければ幸いです。

営業文でやってはいけないこと

①文章が長すぎる
何度も書きますが、相手の時間を奪ってはいけません。
とにかく、簡潔に必要なことだけ書きましょう。

自分語りはNGです。
「いままでどんな仕事をして~(映像関係ならOK)」とか、「サッカーで全国大会に出場して~」みたいな動画編集に関係のない話は基本NGです。

編集者にはカット作業をする際に話を要約する能力が求められます。
自分の話を要約して伝えられない人に、編集を任せようとは思われないでしょう。

②誤字脱字が多い
編集にはテロップ入れという作業があります。
数百文字程度の営業文でさえ誤字脱字が多い人は編集する際も誤字脱字をする人だと思われてしまいます。

テロップが誤字脱字だらけということは、それだけ修正も増えるので相手の時間を奪うことにも繋がります。

何度も動画をチェックすることになると時間がかかってしまい、外注する意味が薄れてしまいますよね。

納品する際は編集ソフトの中だけでチェックするのではなく、

・書き出した後もチェック
・さらにスマホ画面でもチェック
この2点は必ずしましょう。

③募集要項を満たしていない(読んでいない)
「実績を送ってください」という項目があったとして、読んでいなくて実績を送らなかったとすると、「実績はどんなものがありますか?」という発注者側から確認をしないといけなくなりますよね。

これでやり取りが1つ増えてしまいます。
相手の時間を奪わないという配慮が欠けていますよね。

いきなりこんな事が起きてしまうと、「この人はコミュニケーションコストがかかる人なんだ」という印象が付いてしまい、採用されるのは難しくなります。

④返信を催促する(追撃DM)
意外とやりがちですが、これもコミュニケーションコストのかかる人という印象が付きます。

催促してくる人ってなんか怖いですし、余裕の無さや焦っていることの表れかなと思います。

これからやり取りしていく対象としては厳しいですよね。

⑤やる気だけはあります!
定番中の定番です。

「④強み」の項目でも書きましたが、証拠や根拠がない強みは強みではありません。

「やる気はあります!」というのは誰でも言えますし、その一言だけでは根拠はないですよね。

やる気があること示すためには、ポートフォリオを作成する必要がありますし、実績があればしっかり伝えなければいけません。

まとめ


最後によくあるダメダメな営業文の例を載せておきます。

初めまして。
○○と申します。

ぜひ動画編集をさせていただきたいです。
やる気だけは誰よりもありますので、よろしくお願いいたします。


こういう文章を送っている人は意外といるので、心当たりのある方はすぐに書き直しましょう。

最適解はありませんが、上記のポイントを押さえておけば少なくともおかしな営業文にはならないはずです。

営業文で悩んでいる編集者さんの参考になれば幸いです。

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