【連載 第3話】雨の日の来訪者

記事
コラム
こんばんは。丸山修平です。

あの日は、
朝から静かに雨が降っていました。

祖母の家の庭に落ちる雨音は、
どこか心を落ち着かせるような、
不思議なリズムを刻んでいました。

私はいつものように、
祖母の部屋でぼんやりと過ごしていました。

すると、
玄関のほうで、かすかな物音がしたのです。
「誰か来たのかな」
そう思って廊下に出たとき、
なぜか胸の奥がざわついたのを覚えています。

玄関には、
一人の女性が立っていました。
傘を持ったまま、
しばらく動かずにいるその姿は、
どこか現実から少しだけずれているように感じられました。

祖母は、
その女性を見ると、
すぐに家の中へと招き入れました。

何気ないやり取りのように見えたのですが、
私には、その場の空気が少し違って感じられました。
言葉にはならない、
重たいものが流れているような感覚。

女性は、
ぽつりぽつりと話し始めました。
その声は静かで、
どこか遠くから届いているようにも感じられました。

内容ははっきりとは覚えていません。
けれど、
その人が抱えている想いだけは、
なぜか強く伝わってきたのです。
悲しみや、
後悔や、
どうにもできなかった気持ち。
それらが、
言葉以上に、はっきりと。

私はただ、
その場に立ち尽くしていました。
何もわからないのに、
何かを感じてしまう。

それが怖いのか、
それとも不思議なのか、
当時の私には判断がつきませんでした。

話が終わり、
女性が帰ったあと。
祖母は静かに、
湯呑みにお茶を注ぎながら言いました。
「人はね、言葉にできない想いを抱えて生きているんだよ」
その一言が、
なぜか深く心に残りました。

あのとき感じた空気、
あの女性の背中。
今振り返ると、
あれは「視える」ことよりも、
「感じ取る」ことの大切さを教えてくれた出来事だったのかもしれません。

恋愛も同じです。
相手が何を考えているのか、
言葉だけではわからないことがあります。
でも、
ふとした違和感や、
胸に残る感覚。
それは、
見えない想いに触れているサインなのかもしれません。

これまで累計2,000人の方と向き合ってきた中で、
言葉の奥にある気持ちを感じ取ることで、
関係の本質に気づいていく方を、何度も見てきました。
あなたが今感じていることも、
きっと意味のあるものです。

その感覚を、
否定しなくて大丈夫です。

次回は、「母という占い師」についてお話しします。
私にとって一番身近な存在が、
どんなふうに“この世界”と向き合っていたのか。
少しずつ、
紐解いていきます。

もし今、
言葉にできない想いを抱えているのなら、
そのままの形で、
よろしければ聞かせてください^.^

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