■お店で売って、駅前で売って、通販でセット販売。販路増大して売上げをグングン上げる方法

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ビジネス・マーケティング

●パン屋さんA店での成功事例です。


 A店では、雨が降ると来店客が減るので、雨の日の売上げダウンに悩
 んでいました。


 そこで考えたのが、「法人営業」です。


 雨の日は来店客が減るのだから、こちらから販売しに行けばいいとい
 う考え方です。


 この考えは見事に当たり、雨の日でもお店の売上げが減少しなくなっ
 たそうです。


 そればかりか、訪問する会社の社員たちも、雨の日には外出したくな
 いという理由で、晴れの日以上にパンが売れているそうです。


 また、新商品のクッキーを開発した際も、店主がスタッフに

 「これ、どこかで売ってきてくれないか?」

 とお願いしたところ、しばらくすると「全部売れました」と言って帰
 ってきました。


 驚いた店主は、どこで売れたのかを聞いてみると、

 「駅前は売れます。あちこち行くよりも、駅前で待ってれば売れます
 よ」

 と、自信満々の笑顔。



 一般的に、パン屋さんという業態は「店頭販売」だけを【販路】と考
 えがちですが、店主はこの経験を経て、

 売れる場所は店頭のみでないことを知ったのです。


 その後も、可能性があると感じたことは意欲的に取り入れ、最近では
 「宅配セット」も販売しているそうです。


 月2500円で週に1回届くセットには、食事用パン一斤と、菓子パ
 ン3個、セット内容の証明書と店長の「お便り」が入っています。


 パンは毎月中身が変わるので、飽きがこないと好評。


 ちなみに、このセットは法人営業先でも告知し、販路を広げ、今では
 750セット以上の契約をとっています。


 単純な売上げで、180万円以上!!!


 『パン』という1つの商品でも、店で売って、法人先で売って、駅前
 で売って、宅配で売る。


 これで売り上げが上がらないわけがないほどの成功事例です。



●A店のこの成功事例を知ったパン屋さんB店では、早速【販路】拡
 大を模索し始めました。


 それも、単なる「模倣」ではなく、B店オリジナルのアイデアを付加
 しながら…。


 まず、店頭販売においては、朝・昼・夕方に来店客の「波」があるこ
 とから、

 朝・昼のお客様には『今日のあなたの運勢』というしおりをプレゼン
 トすることにしました。


 (しおりといっても、ミニサイズの紙切れ1枚のものです)


 運勢は血液型別に4種類作成し、清算時に手渡します。


 A4サイズに12人分コピーし、カットするだけなので、たいした手
 間ではありません。


 夕方の来店客には『明日のあなたの運勢』を手渡します。


 血液型は、事前にポイントカードに明記してもらうことで、ポイント
 の捺印とともに手渡すだけのカンタンな販促策ですが、

 これを“日課”として楽しんでいるお客様も少なくないようです。



●駅前販売はA店と変わりありませんが、セット販売では【販路】を
 ネット上にも拡大し、顧客を増やしています。


 ネットで売れるコツは、同業他店にはない『創作パン』です。


 試食することはできませんので、見た目に華やかなメニューで勝負し
 ています。


●さらに、店頭顧客からはFAX番号をお聞きし、これをリスト化す
 ることで、毎週月曜日の朝に『今週のメニュー』をFAX一斉送信し
 ます。


 このFAXチラシには、毎日の「特売商品」の案内と、ネット販売し
 ている創作パンを毎週1品告知しています。


 店頭販売を「実験の場」と考え、そこで人気のあるメニューだけをネ
 ット上で本格販売する流れです。


 (もちろん、店頭でも定番メニュー化します)


 頻繁にくるFAXは迷惑がられますが、毎週1回“決まった時間”に
 送られてくるB店のFAXチラシには、

 【お得感】(=特売商品の案内)

 と

 【楽しさ】(=創作パンの案内)

 が詰まっていて、これを楽しみに待っているお客様が多いそうです。


●さらに、今後も様々な【販路】を模索し、限られた人数のスタッフ
 で売上げ拡大を図っています。


 しかし、ここまでのアイデアは、到底店主1人で出せるものではあり
 ません。


 実は、B店には4人のスタッフがおり、それぞれが1つずつの販路を
 「担当」しています。


 それぞれの販売方法においては、全員で協力しながら販売活動を行っ
 ていますが、1つずつの販路は担当制とし、売上げ・粗利の管理まで
 を責任をもって行うシステムを作り上げているのです。


 店主だけのアイデアによる経営では、“押し付け”の仕事になってし
 まいますが、各スタッフに責任を託すことで、それぞれのスタッフが
 良い意味で協力し合う土壌が生まれつつあるそうです。


 今後は新しい人員も増強しつつ、さらに【販路】を拡大していく予定
 とのこと。


 その狙いは、【複合的に売上げを上げる】ことにあります。


 商売は、何が起こるかわかりません。


 ある日突然、ネット上の売上げが落ち込んでも、その他に複数の販路
 を持つことで、全体的な売上げダウンを防ぐことができるのです。


 B店店主によると、売上げがなかなか上がらないお店の主な要因は、
 1つのことに集中しすぎることにあると言います。


 「1つのことがうまくいくと、それまでやっていた別なことは止めて
 しまう。

 だから、いつまでたっても全体的な売上げが上がっていかない。

 可能性があることは貪欲にチャレンジし、複数のことを同時並行的に
 行い、それぞれの質を高めていけば、お店の売上げは必ず上がってい
 きますし、

 何よりもリスクの少ない経営が実現します」


●1つの仕事を極め、そこに専門特化していく方法もありますが、複
 数のことを同時並行的に実施していく仕事のほうが、スタッフにとっ
 ては「やりがい」を感じることにつながるのかもしれません。


 それが結果的に、スタッフのモチベーションアップにつながり、生産
 性が向上し、売上げ増になるのであれば、おおいに参考にすべき成功
 事例だと言えます。



 まずは、あなたの商品の【販路】を1つ増やしてみませんか?



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