コミュニケーションがうまくできない中重度、最重度の認知症の行動や言動は全く不可解で意味不明。家族も介護職員も困っているのが現状です。「その不可解な行動や言動」の理由は何なのか分析します。大きく分け2つあります。一つはまったく意味がない言動。もう一つはコミュニケーションがうまくできないときの不穏な言動です。不穏な言動とはいつもと違う様子です。たとえば急に独り言が多くなる。体の動きが激しくなる。介護拒否を明確にする、などです。前者は無視してOKですが。後者は何かのサインです。例えば独り言が多くなる。体の動きが激しくなるのは排便のサインかもしれません。手からペーパータオルを離そうとしない介護拒否はトイレにトイレットペーパーがなくなっているサインであったりします。つまり意味ある拒否です。不穏な言動やいつもと違う様子の裏には理由があります。何度もトイレにいく行動は行ったことを忘れた場合が多いですが泌尿器系の疾患の予兆かもしれません。コミュニケーションがうまくできない中重度、最重度の認知症の行動や言動を理解してケアに生かし、重介護から軽介護そしてらくらく介護につなげていきましょう。介護福祉士として今も毎日に最重度から軽度の認知症の方々と接しその症状、変化、背景を10年間以上観察してきた経験を活かして声なき声の認知症の方の行動を一緒に考え分析します。
中重度、最重度の認知症の行動や言動は全く不可解で意味不明。家族も介護職員も困っているのが現状です。「その不可解な行動や言動」について可能な範囲で詳しく教えてください