なぜ『SPY×FAMILY』は崩壊しない?正反対の3人を繋ぐ「価値観カード」の秘密
スパイの父、殺し屋の母、超能力者の娘普通なら1日で崩壊しそうなこの家族が、「推せる」家族になれているのか。その理由は、キャラクターたちの「手札(価値観)」の組み合わせが、奇跡的なバランスだったからです。今回は、私がセッションで使用している「エンゲージメントカード」を使ってフォージャー家を徹底分析します。そこから見えてくる、「私たちが現実世界の人間関係を攻略するヒント」をお伝えします。 そもそも「エンゲージメントカード」って何ですか?分析に入る前に、少しだけツールの説明をさせてください。普段「あの人は性格が合わない」「なぜ分かってくれないんだろう」と悩むことがありますよね。それはお互いの「価値観(何が大切か)」が見えていないからです。もちろんお互いに話し合いができない関係性だと難しいケースはあるかと思います。エンゲージメントカードは94枚のカードの中から「自分が大切にしている価値観」を7枚選び出すツールです。使う意図と効果は、大きく2つあります。自分自身の「取扱説明書」を作る漠然としたモヤモヤを言語化し、「私はこれがしたかったんだ!」という自分の軸(羅針盤)を再発見できます。「違い」を「強み」に変える相手のカードを見ることで、「なんであんな行動をするの?」という不満が、「なるほど、この価値観を大切にしているからか!」という納得とリスペクトに変わります。では、実際にフォージャー家の3人のカードを見ていきます。 1. ロイド(黄昏):世界平和を背負う「理性の人」【ロイドの7つの価値観】合理性 / 慎重/ 冷静 / 責任感/ 仕事 / コミュニケーション / 家族【分析と名シーン】ロイ
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