中学受験の明日のために その37 中学は私立か公立か
中学受験をする以上、私立の中学校に進もうと考えているはずです。しかし、志望校に落ちた場合、公立でもいいのか、あるいは偏差値が低くても私立に行った方がいいのか迷うことでしょう。公立の小学校に通っている受験生であれば、もし落ちたら公立に行く、と平気で口にしたりします。友人がいますし未来のことを考えていないからです。子供にとってそれは自然なことですが、保護者はもっと先を見越して考える必要があります。公立に進んだ場合、高校受験をしなければいけないために、また学習塾に通うことになるでしょう。高校受験が終わっても次は大学受験です。高校に行ってもまた塾に通って、まさに塾漬けの青春時代です。本人が大変ですし10代は勉強以外にも様々な事を学ぶ必要があります。恋愛やスポーツ、他に好きなことに没頭する体験も大切です。望んだ学校でないにしても、私立の中高一貫校に進んだ場合は、少なくとも中学生時代を割と自由に過ごせます。中学受験から解放されてひと時の休息時間を得ることができるのです。3年間の休息期間を設けた後に大学受験に向けて勉強すると、割と最後まで頑張れます。そしてもう一つの利点は、新しい人間関係を作らざると得ないことです。公立でも他の学校の生徒と同じになるために新しい人間関係は作れるのですが、小学校からの友人がいるため無理に新しい人間関係を作る必要はありません。また男子校や女子校の場合、異性の目を気にしなくてもいい分、個性を思う存分に伸ばすことができます。一方公立中学は、地域によっては荒れているところも多く、先生は生徒指導に追われ、授業の質を上げるどころではない学校もあると聞きます。いじめの問題が
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