一人称視点と三人称視点の違いとは?視点によって変わる物語の見せ方を解説
元国語科教員で、現役作家の寿じゅげむと申します。前回に引き続き今回も、国語科教育を通じて私が感じている、「魅力ある文章を書くためのポイント」についての考えをまとめていきます。創作に悩んでいる方や、行き詰まっている方の一助になれば幸いです!今回取り上げるのは、【「一人称視点」と「三人称視点」】について意識すべきポイントです。「一人称と三人称って何が違うの?」「書きたいストーリーはあるけれど、どうやって書いていったら読みやすい文章になるのかわからない」そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。小説を書いたり読んだりしたことがある方の多くはご存知かもしれませんが、小説を書く場合には「一人称視点」と「三人称視点」のいずれかで物語を語っていく作品が大半です。今回は、この2つの視点によってどのような表現の違いが生まれるのか、それぞれのメリットとデメリットを紹介しながら、詳しく解説していきます。まず、「一人称視点」とはどういったものか確認をしていきましょう。「一人称視点」一人称視点とは、作中における登場人物のうちの一人が語り手となり、その人物からの視点で世界を描く手法です。わかりやすく例を挙げると、ゲームの操作プレイヤーの見ている世界が画面に映っているようなイメージです。「私」「僕」「俺」等の主語を用いる場合もありますし、場合によっては主語を省略する場合もあります。この視点によるメリットとデメリットをそれぞれ考えてみましょう。◎メリット・読者が語り手に感情移入しやすい・語り手の心情の変化や、胸の内で考えていることを表現しやすい・視点人物から見た作中の世界や、他の登場人物との関係性を
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