コロナ後遺症にならないために
コロナ後遺症を数多く診察している平畑医師によれば、コロナ感染の初期症状が重かった人は肺炎などの呼吸器系の後遺症が出やすく、初期症状が軽ければ倦怠感などの後遺症が出やすいとのこと。倦怠感以外にも気分の落ち込み、思考力の低下、不眠、頭痛肩こりなどが時々出ては消えて‥を繰り返すので「サボっているんじゃないのか」「うつ病なのではないか」など周囲から言われてしまう事も多いのだそうです。コロナ感染は若い人にも多く見られます。今は昔のように「自宅から一歩も出ないように」的な強制療養がないため、「どうしても出席しなければいけない講座があって」「仕事が休めなくて」といった理由で(マスクして)外出してしまう人もチラホラ見受けられます。罹患しているにもかかわらず、無理ができるのは症状が軽いからです。熱がほとんど出ない方もいます。でも、罹った時にしっかり休まないと後々トンデモない事になります。また倦怠感が続いているのに無理に散歩や買い物など疲れるような事をするとその直後は何ともなくても数時間後、または翌日になってから外出するのも箸を持つのも無理・・な倦怠感に襲われるパターンが非常に多いとのこと。症状が軽くても甘くみないでコロナに罹ったら症状が軽くても療養期間はしっかり家で休むことが大切です。「そろそろ散歩でも」「身体を全く動かさないのはよくないよね」などと無計画にリハビリするのが一番ダメなのだそうです。感染直後よりその後に後遺症が出るケースもあるそうです。長引く疲れがある方は「もしかしたら、後遺症かも」と疑ってみるのも大切かもしれません。
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