易経研究ノート覚書【1】
【曽仕強教授の講義日本語訳まとめ】≪1≫易経とは何か易経とは、群経の首であり始まりである。易経の成り立ち『人更三聖、世立三古』≪三聖≫ ≪三古≫伏犠 上古周文王 中古孔子 下古(近古)易経は『広大にして精緻、包まぬ所無し』=其大無外 其小無内≪呂氏春秋・下賢≫宇宙の秘密を解き明かす三つの鍵1:伏犠八卦 ※陰と陽:陰陽は宇宙万物を構成する最も基本の元素。2:文王六十四卦3:孔子十翼(易伝) 周易を讃え、集大成した。易経は、世界と人生の秘密を解く宝である。人能弘道 非公道弘人(人が道を広めるのであり、道が人を広めるのではない)≪論語・衛霊公≫※人が易を利用するのであって、易が人にアプローチするのではない。伏犠は人民に尽くした人物。古代、狩猟採取で人々が生活→天気が運命を左右→人々は伏犠に聞きに行った。現代風に言うならば、伏犠は気象予報士であった。八卦は象形。坎の八卦が横倒しになり、水という文字へ。伏犠八卦は宇宙の状況を人々に告げ、どのように適応と改善すればよいのかを知らせている。伏犠八卦=無字天書※上古、文字の無い時代に図象のみ。※一画開天:易は天地開闢、ビッグバンから始まっている。伏犠は・仰視:天象を仰ぎ見て・俯視:自分の肉体を見下ろして類似点を万物と照らし合わせ(例:鼻が山)・広角:全体を見渡して八卦を作った。*メモ:周易の『周』とは。周密、周詳など、周流不停往復循環生生不息(止まることなくぐるりと流れ繰り返し、循環して生じ止む事は無い)という意味がある。周文王は易理に通じた人物であることから、自分の姓であるという理由で『周易』としたとは考えにくい。易経は、陰陽の組み合わせ
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