【熱中症対策・前編】とリスクマネジメント
こんにちは、効率オタクです。 6月1日から熱中症対策が義務化されました。今回はこの話題について書いてみたいと思います。 2部構成を予定しており、前編では「リスクマネジメントの基礎」について、後編では「熱中症対策あと少し視点を変えた思考法」について書く予定です。 今日はリスクマネジメントについて書きます。 義務化されたのは報告体制の整備、実施手順の作成、関係者への周知この辺りかなと思います。熱中症のおそれがある労働者をいち早く発見し、迅速に対処することを目的とした対策です。 対象がWBGT(暑さ指数)28度以上 または 気温31度以上 の環境下で、 連続1時間以上 または 1日4時間以上 の作業を行う場合になるので現場作業は屋内外問わずといった感じでしょうか。 熱中症対策については、すでに多くの企業で工夫が重ねられているかと思います。今回の義務化はリスクマネジメントの要素がふんだんに盛り込まれています。日頃からこの概念に基づいて仕組みを作られている企業さんもあるかなと思います。従来からの取り組みがどれだけ仕組みとして機能していたかの精度の確認にもなるかなと思います。 そもそもリスクマネジメントとは何か。 一言で言えば、「人は判断を誤る存在である」という前提に立って、リスク(危険)が発生したときに備える仕組みのことです。人間は疲労や思い込み、環境要因(緊急性、突発)などにより判断を誤りやすくなります。リスクは、どれだけ対策をしていてもゼロにはなりません。そのうえで、いかにその影響を最小限にとどめるかが大切になります。 例えば気温35度を超える日が続いた後に、気温が30度程度ま
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