【級友の意見に我が熱き思いをのせて】
学校や職場、或いは趣味のサークル等の
グループで或る問題について自由闊達に
アイディアを出し合うことも多いだろう。
こうした、新たなアイディアを生み出す
方法の一つであるブレーンストーミング
(脳の嵐)には4つの基本原則(BSの
4原則)があるので順を追って話したい。
最終回の今日は、「連想と結合」である。
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「連想と結合」とは、他人の意見を聞き、
それに触発され、連想を働かせ、或いは
他人の意見に自分のアイディアを加えて
新しい意見として述べるというやり方だ。
高校2年生の文化祭、私の組では、歌手、
アーティストの展示を行うことになった。
展示自体は、ポスターやら飾りつけやら
至ってシンプルな発想だが、面白味には
欠ける。そこで、ある日、音楽室で授業
の前に私の周囲に男子生徒有志が集まり、
何か良いアイディアはないかなと考えた。
すると、その中にギターの得意な生徒が
いて、お客様の前で彼にギターを弾いて
もらおうということになった。ここまで
きたら黙ってはいられないのが私の性分。
「○○君一人に面倒はかけん。俺は歌う」
という自分のアイディアを加え、ギター
を弾いてもらう、という最初の意見から、
ギターに合わせて歌を唄う、という意見、
新しい意見として昇華をさせたのである。
正しく「連想と結合」の典型ではないか。
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「連想と結合」には、他人の意見を聞く
柔軟な姿勢と、それを新しいアイディア
に昇華させる発想力が必要不可欠である。
ま
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