【微笑み返し・睨み返し】
「他者の存在を認知している」、つまり、
「あなたがそこにいることを私は知って
います」、という意味の「ストローク」。
3種類の「ストローク」で表情や動作を
使うのが「非言語的ストローク」である。
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肯定的な表情や動作には、微笑みかける、
会釈する、等、否定的な表情や動作には、
睨む、避ける、等があるが、肯定的とは
言いながらも、社交辞令としての心にも
ない微笑みや会釈もある筈だから、その
表情や動作をもって直ちに肯定的だとは
認め難いのではないかと私は思っている。
否定的な表情や動作に関しては、退職の
原因となった喧嘩相手(両成敗の原則を
無視し、私だけが処分された)を業務中
ずっと睨み続けていたし、人間的に感心
できない相手とは仕事以外で接触しない
ようにしていたので、経験上納得できる。
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私個人は、言葉に表さなくても気持ちを
分かってほしい、自分の考えや気持ちは
言葉よりも態度で伝えたいタイプである。
故に、別れた妻や元カノと意思の疎通が
うまくいかず、独身貴族と聞こえだけは
いい退屈なる一人暮らしに甘んじている。
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あれは確か、高校二年生の夏休みの失敗。
クラブ活動で登校していた私は、廊下で
普段国語を教わっている先生とすれ違い、
軽く会釈をした(非言語的ストローク)。
すると、かの先生、「ちゃんと声出して
挨拶せんか!」、と言語的ストロークを
お求めになり、私をお叱りになったのだ。
私の中
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