「よく分かる宇宙論の歴史~人類最大のロマンは宇宙の「根源」にある~⑪」
(4)相対性理論と量子力学が統一される初期宇宙:物理学
②ミクロな確率理論である「量子力学」の登場
「物質波」の二重性~「粒子性」と「波動性」はあらゆる存在に共通する不可分な要素です。
不確定性原理~「認識」と「存在」も不可分な関係にあります。量子力学で記述される粒子の位置と運動量について考えてみると、ある粒子の位置を正確に測ろうとするほど対象の運動量が正確に測れなくなり、運動量を正確に測ろうとすれば逆に位置があいまいになってしまい、両者を完全に正確に測る事は絶対に出来ないのです。なぜなら、位置をより正確に観測するためにはより正確に「見る」必要がありますが、極微の世界でより正確に見るためには波長の短い光が必要であり、波長の短い光はエネルギーが大きいので観測対象へ与える影響が大きくなり、観測対象の運動量へ影響を与えてしまうからです。
古典力学では物の状態は客観的に定まっていることが想定されており、「在る」か「無い」かの二値論理に従います。ところが、量子力学の枠組みにおいては物の状態は客観的に定まっているものではなく、観測して初めて定まるというのです。従って物の状態は、「在る」か「無い」か「どちらとも決まっていない」(まだ観測していない)かの三つの状態に区分できるわけです。このような状態を三値で記述する論理(三値論理)を採用することによって、ハンス・ライヘンバッハは量子力学の枠組みの論理的基礎付けを行いました。
大数の法則~ある試行を何回も行えば、確率は一定値に近づくという法則です。例えば、サイコロを振ったときに出る目は回数が少ない時にはどれかの目に偏る可能性がありますが、数多く
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