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「すぐ返さない」やさしさ ──ガイダンス仮説と交換日記の話

「返信が早いほうが親切」ずっと、そう思われがちです。実際、すぐに返事が来ると安心しますし、「ちゃんと見てもらえている」という感覚も生まれます。でも最近、心理学のガイダンス仮説を思い出して、「あ、これだ」と腑に落ちたことがありました。⸻ガイダンス仮説って?ガイダンス仮説は、運動学習の分野の考え方です。ざっくり言うと、フィードバックを与えすぎると、その場の成績は良くなるけれど、自分で考えて調整する力は育ちにくくなるというもの。コーチが毎回すぐに「今のはこう」「次はこうして」と教えてくれると、練習中はうまくいく。でも、いざ一人になると何をしていいかわからない。外からの答えに頼りすぎると、内側の感覚が育たない──そんな現象を説明する理論です。⸻これ、交換日記にも起きてない?この理論を考えていて、ふと、ココナラでやっている交換日記形式の相談のことを思い出しました。もし、 • 書いたらすぐ返事が来る • モヤっとしたら即レスで整理してもらえるという関わりを続けたら、どうなるだろう。たぶんその場の安心感は、とても高い。でも同時に、「考える前に答えが来る」「自分の中で言葉を転がす時間がなくなる」そんな状態にもなりやすい気がしたんです。これって、頻繁なKR・KPに頼る運動学習と、構造がそっくりなんですよね。⸻すぐ返さない=放置、ではないもちろん、「返さない=突き放す」ということではありません。むしろ逆で、 • いったん預かる • すぐに整理しすぎない • クライエントの中で“もう一巡”してもらうその時間を意図的につくるという感覚です。書いたあとに、「やっぱりここが一番引っかかってるかも」「この言
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