ココナラで再びカードを広げる朝(最終章)
葬儀も、主人の人柄ゆえか、たくさんの方にご参列いただき、無事に送り出すことができました。引っ越しや手続きに追われるうちに、時間は容赦なく過ぎていきました。そしてようやく一息ついたとき――今度は、私自身に異変が起こりました。もともとあった胆石が、溜め込んだストレスのせいか限界を超え、強い痛みとして現れたのです。主人と同じ大学病院での手術となり、なんとか無事に終えることができました。世の中は、ちょうどコロナが騒ぎ始めた頃。今まで続けていた仕事も辞め、家でぼんやりと過ごす日々が続きました。時間だけが、静かに流れていきました。そんな中、小学校からの友人が心配して声をかけてくれました。「うちの喫茶店、手伝ってくれない? 気分転換になるから。」コロナ真っ只中。お客さんがほとんど来ない日もあるような状況でしたが、その言葉に救われました。魂が抜けたように、ただ時間が過ぎていくだけの毎日に、体を動かせる場所、笑顔を取り戻せる時間をくれた――彼女には今でも心から感謝しています。ある日、その友人が言いました。「はくちゃん、タロットできたよね?この状況、なんかくさくさするから、希望が持てるように占ってよ。」その言葉に、ハッとしました。そうだ、タロット。主人が亡くなるまでは毎日のようにカードを引いていたのに、あの日から一度も触れていなかったことを思い出しました。翌日、久しぶりにカードを取り出し、友人のために一枚引きました。それをきっかけに、喫茶店で少しずつ占うようになりました。やがて常連さんたちからも「見てほしい」と頼まれるようになり、喫茶店の片隅が、いつの間にか小さな占いコーナーになりました。「ありが
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