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自己破産で終わりじゃない

自己破産で終わりじゃない私は負債総額1.6億円で自己破産を経験しましたが、そこで学んだことをブログで書いております。私の周りにも、会社経営を断念した「元経営者」は多くいますが、全員が勤めに出ています。私の自己破産は、終わりではなく、スタートという位置付けです。全ての会社がそうとは言えませんが、借金だけ無くなったら、仕事は勝ちが確定しませんか?1.6億円儲かったと同じことです。その代わり、自己破産は基本的に1回しか認めてもらえません。この国の救済制度であり、全て合法手段です。そのスキームが、私の得意分野です。その一部を私の書籍で綴っております。私にボクシングの経験はありませんが、対戦相手に対して嫌なのは、パンチ力がある相手よりも、何度倒れても、起き上がる相手なのではないかと思います。私はこれまで、何度も倒れました。倒されました。立ち上がるまでに時間がかかったこともありましたが、それでも立ちました。向いていないと思ったことも、何度もありますし、現在も経営者には向いていないと感じます。その理由は、甘すぎるからです。優しさだけでは、経営者は勤まりません。時として、冷酷さや、屍の上を歩く覚悟も必要ですが、私の場合は、相手を屍にすることができません。それは、自分が弱いからかもしれません。冷酷な心に、何度も憧れました。しかし、なりたいか?は別問題です。心は豊かでありたいと思います。不平不満だけ口にして、行動しない人にはなりたくありません。多店舗展開していたときは、こんなに素晴らしいセカンドライフが待っているとは想像もできませんでした。経験から学ぶことは多くあります。今でも、学ぶことは多くあり
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ココナラで再びカードを広げる朝(最終章)

葬儀も、主人の人柄ゆえか、たくさんの方にご参列いただき、無事に送り出すことができました。引っ越しや手続きに追われるうちに、時間は容赦なく過ぎていきました。そしてようやく一息ついたとき――今度は、私自身に異変が起こりました。もともとあった胆石が、溜め込んだストレスのせいか限界を超え、強い痛みとして現れたのです。主人と同じ大学病院での手術となり、なんとか無事に終えることができました。世の中は、ちょうどコロナが騒ぎ始めた頃。今まで続けていた仕事も辞め、家でぼんやりと過ごす日々が続きました。時間だけが、静かに流れていきました。そんな中、小学校からの友人が心配して声をかけてくれました。「うちの喫茶店、手伝ってくれない? 気分転換になるから。」コロナ真っ只中。お客さんがほとんど来ない日もあるような状況でしたが、その言葉に救われました。魂が抜けたように、ただ時間が過ぎていくだけの毎日に、体を動かせる場所、笑顔を取り戻せる時間をくれた――彼女には今でも心から感謝しています。ある日、その友人が言いました。「はくちゃん、タロットできたよね?この状況、なんかくさくさするから、希望が持てるように占ってよ。」その言葉に、ハッとしました。そうだ、タロット。主人が亡くなるまでは毎日のようにカードを引いていたのに、あの日から一度も触れていなかったことを思い出しました。翌日、久しぶりにカードを取り出し、友人のために一枚引きました。それをきっかけに、喫茶店で少しずつ占うようになりました。やがて常連さんたちからも「見てほしい」と頼まれるようになり、喫茶店の片隅が、いつの間にか小さな占いコーナーになりました。「ありが
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"自分の名刺がなくなった日"

「私って、何なんでしょうね」クライエントは、ダイキのカウンセリングルームに入ってくるなり、少し疲れたような表情でそう言った。「何なんでしょうね...って?」ダイキはゆっくりと繰り返した。クライエント「いや、なんていうか...会社員じゃなくなったら、自分が何者なのか、わからなくなったんですよ」そう言いながら、クライエントは窓の外をぼんやりと眺めた。ダイキ「会社員じゃなくなったら、ですか」クライエント「ええ。前は、IT企業でシステム開発のマネージャーをしていたんです。朝から晩まで働いて、休日も仕事のことを考えて...」少しの間があった。クライエント「でも、それが私だったんです。『システム開発のマネージャー』って言えば、自分が何者かを説明できた。名刺を出せば、相手も納得してくれた」ダイキ「名刺を出せば、納得してくれた」クライエント「そうなんです。でも今は...名刺もないし、肩書きもない。人に会って『何をしてるんですか?』って聞かれると、すごく困るんです」クライエントの声が少し小さくなった。仕事=自分という呪縛ダイキ「名刺や肩書きがないと、困る。それは、どうしてなんでしょう?」クライエント「......それがないと、自分を説明できないからです。『ただの無職です』って言うのも恥ずかしいし、かといって何をしてるのかも、よくわからないし」ダイキはうなずきながら、少しの間をおいた。ダイキ「肩書きがないと、自分を説明できない。ということは、これまでは肩書きで自分を説明していた、ということですか?」クライエント「......そうですね。考えたこともなかったけど、そうかもしれません」クライエントは、
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