熱中症対策~暑熱順化
2025年6月の労働安全衛生規則の改正により、事業者に熱中症対策が義務付けられました。
これにともない厚労省よりリーフレットも配布されていますが、今回は、暑熱順化についてです。
・暑熱順化とは
体が暑さに慣れていくことで、熱中症や夏バテを予防するための生理的な適応反応のこと。
・暑熱順化が進むとどうなる?
汗をかきやすくなる:体温調節がスムーズに
汗の塩分濃度が下がる:ミネラルの損失が減少
心拍数の上昇が抑えられる:体への負担が軽減
体温が上がりにくくなる:熱中症のリスクが低下
・職場でおこなうべき暑熱順化の方法とは
個々の私生活における暑熱順化への方法は、ウオーキングなどの軽い運動、入浴時に湯船につかるなどありますが、職場については、厚労省は以下を示しています。・暑熱順化の例として
作業を行う者が暑熱順化していない状態から7日以上かけて熱へのばく露時間を次第に長くすること。
つまり、作業者への配置に関しては、いきなりフルタイムで熱中症リスクの高い作業に従事させることはNGとなります。
例えば、初日は熱中症リスクの高いエリアでの作業は2~3時間くらいにして、その後は空調設備のあるエリアで作業を行わせて、徐々に、作業者に暑さになれてもらう配慮が必要となります。なお、注意点としては、
熱へのばく露が中断すると4日後には暑熱順化の顕著な喪失が始まり3~4週間後には完全に失われるとのことなので、作業者個々の作業履歴の管理も必要となりますね。というわけで、猛烈な暑さが続いていますが、お互い健康に注意して元気に夏を乗り越えていきましょう!
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