新茶シーズン到来!
新茶の季節になると、やはり美味しいお茶が飲みたくなる。若い頃は、そんなことをつゆほどにも思わなかった私も、しみじみ年を取ったなと感慨深くなる今日この頃だ。お茶のサービスを振る舞っている店はどこかにないかと、いろいろ考えあぐねてみる。めぼしいところを思いついたので今日の午後、早速行ってみることにした。到着後、買う気もない癖に、わざと店の前をウロついてみる。すると店のご主人が「どうぞ、どうぞ、試飲して行って」と気前よくこちらの思惑通り、手招きしてくれた。店の人には申し訳ないがこの時、全く買う気はなかった。ご主人が「まず、これを飲んでみて」と『新茶』と表示されているお茶を試飲させてくれた。「じゃあ、次はこれね…」と、すかさず違う種類のお茶を煎れてくれる。次から次へと試飲させてもらい、結局、5種類ものお茶を試飲した。予想以上の種類を試飲できたことに、既に私は十分、満足していた。ちなみに私は若かりし頃、短期間だが製茶工場でのパート経験がある。仕事内容は、通販事務、製茶の袋詰め作業、リフトによる運搬、茶農家が運んできた生葉をコンテナへ移す作業、茶葉を大海(30kg~40kg)に入れる出荷作業、製茶機械の掃除など…一般事務で入ったにも関わらず、製茶に関わる仕事の全般をやらされた。※大海とは紙で作った大きな茶袋のこと試飲の話に戻るが、店のご主人にいろいろとお茶について聞いていたら「お客さん、いろいろ詳しいねえ」とご主人が、いぶかしげに私の顔を覗いてきた。「地元の人間なんで」と私は、笑ってお茶を濁した。しかし私の好奇心旺盛な性格がつい出てしまい、お茶のことについて根ほり葉ほり聞いてしまう。知的欲
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