自分の使命
私、実は寺嫁なんです。嫁いだお寺で結婚式を挙げかつて先生として慕われた95歳のおじいさんは式でお席を通り過ぎる時私にお辞儀をしてくれました。沢山話す機会もほとんどないまま、式から1か月後に転倒から骨折入院、そのままスーッと亡くなられました。なんとなくおじいさんのあのお辞儀は、あとは任せたよ、と言われたような気がしました。そこからこの家に嫁いだ私の役割、この人生の方向性について考えることを始めました。お寺と言っても人が集まるのは年に2回だけ。後はお墓参りの方がちらほらお花を変えに来るだけのとっても小さなお寺。いずれお寺の在り方も大きく変わる時が来るのかもしれません。結婚後私は長年かかって出産するまで事務員を転々とし、人と関わること、人に喜ばれることって嬉しいなと感じつつも、大きなキャリアを築くこともなく目の前のことを展望もなく過ごしてきたようなものです。そのうち平成から令和になり、風の時代というものを耳にすることが増え、徐々に古いものが壊れていくように感じる出来事が世間のニュースになることが目に見えて増えてきたように思います。これまで長いこと「雇われて働く」ことだけをして周囲もそのような働き方であるため、そこから抜け出すのに時間がかかります。自分の中でストッパーがかかっているような感じもあります。これからは雇われるという働き方でなく、自分で思う方向に事業を起こしていくということを試行錯誤しながらやろうと試みています。
柱となるほどにまだまだ成長していません。今までおろそかにしていた自分との対話を意識し、続けていくことでふらふらとブレていたものがいずれ固まってくるのではないかと思っ
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