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読んで面白い心理カウンセリングの事例の本~その3~

はじめになぜこのような事例の紹介をしているかについては~その1~、~その2~の冒頭部分に書いております。ご興味がございましたらご覧くださいませ。事例の紹介彼女は職業生活では大過なく着実にキャリアを重ねていたが男性との関係が激しいものになりがちでいつも嵐のような強烈なやり取りの末に破局を迎えるのだった。彼女はそうした自分の在り方を変化させたいという説痛切な希望を持って週2回の自費設定のセラピーに入った。治療の転機…その日彼女は仕事で数週後の1セッションをキャンセルしなくてはならないことを私に伝えたがその時の私の反応が冷淡だったというのだった。…私がこの時何を言ったのか今ではよく覚えていないがおそらくやや苛立ちながら幾分防衛的な発言をした可能性がある。彼女は言った。「そうやって先生が感情を出すだろうと思っていた。そうしたことがあまりに予想通りで馬鹿馬鹿しくなる。ものすごく嫌だ。だから私は最初から言いたくなかったのに先生が問い詰めるから言わないといけなくなったのだ。」私は自分がひどく情けなくなった。…そしてその時に私は患者の絶望をそのまま体験しているのだと直感した。私は「この治療に進歩がないように私にも進歩がないということですね」とつぶやいた。彼女は沈黙した。その沈黙の中で私の心に「相手が彼女から引きこもる時に彼女に生まれる貧欲さについてはいつも耐えられなかった私がそれに耐えられるかを今この人は知りたいのだ。おそらくこのような苦しい局面を作り出してそれを確かめようとする切実なニードがこの人にはあるのだ」という考えが浮かんだ。彼女は再び話し始めた。「こうやっていつも分かりきった筋書きで
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