自分のやりたいことが何なのか、わからなくなった時の対処法
結婚してからずっと専業主婦として家庭を切り盛りしてきた。子供たちも成人してようやく独り立ちできた。母として妻としての役割を全うしたつもり。思えば、ずっと家族のこと、親戚のこと、ご近所でのお付き合い・・人のために動いてきた時間が多かった気がする。それはそれで、大切な家族を支えるために大事なことだったし、後悔はしてない。でも・・もっと自分らしく、やりたいことをやってみる毎日を生きていたら、どんな人生になっていたんだろう?そんな風に感じる40代、50代の女性のご相談をよく受けます。家族のために、家族を中心に自分の意思決定をしてきた毎日。でも、その家族がそれぞれ独立しはじめると、じゃぁ、今後は私はどうすればいいんだろう・・?と漠然とした気持ちになってしまうのですね。もちろん、やりたいことがすでに決まっていて、アクティブに行動し始める方もいらっしゃいますが、そもそも自分が何をしたいのかすら、わからない・・という方もよくいらっしゃいます。過去のどの時期かに、自分のやりたいこと、が確かにあったはずなのですが、現実的に今は無理(家庭のことがあるから・・)と蓋をし続けてしまったために、本当の欲求が深層心理の奥深くに沈みこんでしまっている状態です。だから、本当にやりたいこと、よりもやるべきこと、にフォーカスが行きやすくそれをすることが、安心という感覚が定着します。実は、本当はやりたくもないし、向いてないから嫌なんだけどでも今までも、嫌なことから逃れることはできなかったし、義務をこなすことで、安全に暮らせてきたから・・という脳の認知機能が働いているのですね。長い間、一定の生活パパターンを繰り返してい
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