なぜ、痛いところに「手」を当ててしまうのか?私たちの身体に眠る、驚くべき「自然治癒力」の話
頭がズキズキと痛むとき、凝り固まった肩が気になるとき、急な腹痛に見舞われたとき。私たちは無意識のうちに、その痛む場所にそっと手を当ててはいないでしょうか。
この何気ない、ほとんど本能的な仕草。実は単なる癖ではなく、私たちの身体に古くから備わっている驚くべき力、「手当て」の現れなのかもしれません。この記事では、あなた自身の「手」に眠る、癒しの力について探っていきます。
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1. 私たちが無意識に行う「手当て」という知恵
「手当て」とは、文字通り「手を当てる」ことです。私たちは、身体のどこかに不調を感じると、ごく自然にその場所に手を伸ばします。
• 頭が痛いときには、こめかみを押さえる。
• 肩がこったときには、無意識に肩を揉んでいる。
• お腹が痛いときには、お腹に手を当てて丸くなる。
• 腰が痛いときには、腰に手をやる。
これらはすべて、私たちの身体が本能的に求める、最も原始的でシンプルなケアのかたちです。
この感覚は、幼い頃の記憶と深く結びついています。転んで膝をすりむいたとき、お母さんが「痛いの痛いの、飛んでいけ」と優しくさすってくれた経験はありませんか。あの温かい手の感触は、ただの気休めではなく、人が生まれながらに持つ癒しの力を直感的に引き出す、最初の体験だったのかもしれません。
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