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【 真夏のひんやりする話 後編 】nonfiction

前編よりOP:「先ほど、対応させていただきました〇〇と申します。    その後、いかがされましたか?」 お客様:「やっぱり今日は、無理そうなんです。」 家にいることが難しいと分かったOPは、提案をする。 OP:「本日だけでしたら、お近くのホテルへ宿泊されては、    いかがでしょうか。ホテル代の補助は出ませんが、    ご自宅に居られない状況なら、仕方ないですね。」なんだか、違和感があり、おかしい。ん~? OP:「お近くに、どなたかいらっしゃいますか?」 お客様:「教会の神父様が…。」 ん?この時、OPは、”いま近くにいるのか”という質問に対し、お客様は、”近くに住んでいる”という意味で答えているのか、わからない状態だった。OP:「…いま、お一人ですか?」 お客様:「いまは、一人です。」 OP:「教会に行かれるのですね。」 お客様:「最近は行ってませんが、時々行きます。」 どうも、5年前、この住居へ入る際に、神父も一緒に来て内覧したとか。 OP:「申し訳ございません、今すぐ対処する方法が御座いません、やはり、    ホテルを取っていただくしかありません。あとは、教会に行かれるの    であれば、教会へも相談されては、いかがでしょうか。」やはり、いま時点では、どうにも出来ないと感じたのか。諦めていただくことに。 お客様:「はい…。わかりました…。」 先ほどと、同じように終話となる。 コールセンターは、色々な方が、電話をしてきます。 お酒を飲んで、延々とからんでくる方。 上機嫌だったのに、急に切れてくる方もおります。 ん?なぜ?OPは、「お近くに、どなたかいらっしゃいますか?」こん
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【 真夏のひんやりする話・前編 】nonfiction

2日前に、知人から受けた相談話。  コールセンターの片隅、遅い時間に入電のコールが鳴り響く。 ゆっくりとした、弱々しい口調で、お客様が住所と名乗りを申し出る。 オペレーター:「本日は、いかがされましたか?」 (以後、OP) お客様:「とても、居づらいんです。」 近所の騒音など、よくある質問を投げかけても 「よく、わからないです。居づらいんです。」としか、答えない。 OP:「では、お客様の情報を確認いたします。頂いている番号が、    050から始まる番号ですが、お間違いないですか?」お客様:「えっ?050の番号?、050の番号から掛かってますか?      登録した番号ではないですね。050の番号?」 OP:「それでは、ご登録の番号をお聞かせいただけますか?」 お客様:「090…」 OP:「確認が取れました。ありがとうございます。」 結果、050の番号は、昼間受けるはずの営業所からの転送だと分かった。 OP:「よく、給湯器など微弱な電波により体調を崩される方がいらっしゃい    ますが、心当たりはありませんか?」お客様:「言いづらいのですが…そういうことでは、ないです。」 何を、どうして対処して良いか、わからなくなっているOP。 OP:「いつごろからですか?」 お客様:「3日くらい前からです。」 OP:「住まわれて、どれくらい経ちますか?」 お客様:「5年くらいです。」 OP:「…住み慣れている場所ですね。夜中だけですか?」 お客様:「いえ、ずっとです。日中もです。居づらいんです。」 OP:「なんでも結構です。感じること、霊的なもの、    教えていただけますか?」 お客様:「
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