コントラスト翻訳、相対翻訳のすすめ
コントラスト翻訳、相対翻訳とは片方の言葉の意味に対して、もう片方がどのような位置づけになるかを考えて翻訳を考える手法です。例えば、「初診」に対して「再診」はどのような診察を言うのか「再診」に対して「初診」はどのような場合の診察なのかというように、考えて訳出していきます。初診 initial visit, initial consultation
再診 follow-up visit, follow-up consultation
この訳出は、総合病院が「選定療養費」としていくらかを患者さんに課すときの説明をするために、比較的わかりやすい訳出です。外国人患者さんに選定療養費をご理解いただくのは難しいですよね。日本人の患者さんでさえ、難しい、、本当に。クレーム上位になる医療機関もありそうです。総合病院はある程度、診療所で診断がついてから精査するために受診をする医療機関なので、専門医でなくても、誰でも直せる症状の患者さんは診療所で十分なので、わざわざ総合病院を受診する必要がないというルールから成る制度です。そのような患者さんがたくさん総合病院に押し寄せてしまうと、急性期(今すぐ高度な医療処置が必要)の患者さんを診る人員がいなくなってしまい救える命が救えないかもしれないという迷惑料(言い方が失礼ですみません。他に適切な表現が思いつかず…)として選定療養費という制度があります。その「誰でも直せる(可能性のある)症状」から initial consultation と表現しています。#病院 #英語 #医療英語 #医療翻訳
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