負けられない戦いがここにもある

サッカーワールドカップは、いよいよ日本が第３戦のスペイン戦を迎えます。選手諸君はもとより関係者の活躍を祈念いたします。

まさに負けられない戦いです。何としても勝たなければなりません。

私も、そういう戦いを何度かくぐり抜けてきました。火事場の底力が発揮されて、良い結果を生んだこともあれば、ときには、健闘むなしく敗れたこともあります。私の経験から言えることは、敗れたときこそ、教訓に残るものです。

今、多くの方がウイルスと闘っています。私も、その一人です。旅行などは控え、マスクを外して長い時間を過ごすことは避けていますし、ワクチンも接種しました。

大阪に孫がいるのですが、前回会えたのは３年前です。好きな温泉にも行けません。

それなのに国は経済対策として、旅行などのレジャーを支援しています。国民の多くが、我慢を強いられた生活に耐えられず、自由に行動するようになりました。したがって、感染が広がることは当然だと思います。私たちは、今、ウイルスとの闘いに負けているのです。でも、何度かの敗戦で教訓は持ち合わせています。厳しく規制すれば、感染の広がりを抑制できることを心得ています。

今、ウイルスに負けているにも関わらず、依然として経済対策が継続されています。医療機関や保健所では、悲鳴を上げています。医療機関や保健所で働く人たちを犠牲にして、自分勝手に生活している人が大勢います。これまでの教訓が生かされているとは思えません。

自宅にこもると、飲食業や観光業が疲弊することを心配し、それを理由に外出する考えは分からなくもないですが、国民一人ひとりがテイクアウトやふるさと納税などのサービスを積極的に利用することで、そうした産業を下支えすれば良いと思います。そういう工夫を施している国民は極めて僅かだと思います。

私は、薬が開発されるまで辛抱することが、ウイルスとの勝負の決め手だと思います。もっともっと辛抱しなければ、負けられない戦いに勝つことはできないと思います。（スペインに対しても攻めることを考えていては勝てないと思います。攻めさせて、守り抜いてからの攻撃に勝機があると感じます）

医療機関や保健所で働く方々が辞めてしまわないよう、皆さんのベクトルを方向転換いただけないでしょうか。