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保健所への持ち込み理由

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。飼主が保健所にペットを持ち込む主な理由としては、次のようなものがあります。 ①飼主の死亡または入院や施設入所 ②飼主の経済的理由 ③飼主の引っ越し 上記①のケースについては、日本ペットトラストが提供している「ラブポチ信託」を利用することにより、ペットを保健所に持ち込まざるを得ないという事態を防ぐことができます。 あるいは、日本アニマルトラストが提供している「アニマルセイブシステム」を利用することにより、ペットの命を守ることができます。 ②の経済的理由や③の引っ越しを理由としてペットを保健所に持ち込む飼主がいますが、このようなケースは飼主のモラルの問題になります。 ペットの飼主には、動物愛護法により「終生飼養義務」が科されています。 ペットが天寿を全うするまで世話をする義務です。 その責任感がない人には、そもそもペットを飼う資格がありません。 ペットを飼うに際しては、終生飼養の覚悟を決めることはもちろん、緊急事態が生じたときのペットの預かり先を確保しておくことも必要です。
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殺処分数減少の陰で

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。環境省が公表した令和3年度(令和3年4月1日~令和4年3月31日)の最新の「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」によると、全国の保健所や動物愛護センターなどで殺処分された犬猫の数は1万4457頭とのことです。 令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)の犬・猫の殺処分数は2万3764頭でしたから、前年度と比べて1万頭ほど減少したことになります。 殺処分減少の背景には、全国の多くの動物保護団体が保健所から犬・猫を引き取り、救出している事実があります。 また、全国の自治体(保健所)自体も、殺処分を減らすべく、持ち込まれた犬・猫の譲渡に力を入れているという事実もあります。 自治体の中には、熊本市や横浜市をはじめ、殺処分ゼロを達成しているところもあります。 環境省の担当者は、「殺処分ゼロを目指す」と表明していますが、その目標を達成するために尽力してくれることを期待します。 一方、保健所に持ち込まれなかった犬・猫の殺処分の実数は不明です。 平成25年に改正動物愛護法が施行され、自治体は、ブリーダーやペット販売業者からの動物引き取りを拒否できるようになっています。 自治体による動物引き取り拒否の余波を受けて暗躍するようになったのが【ペット引き取り屋】です。 ペットショップで売れ残った子犬等や、ブリーダーが繁殖用として使い物にならないとみなした犬猫を、1頭あたり数千円~数万円程度の費用で引き取る業者のことです。 ペット引き取り屋には反社会的勢力が多く、引き取ったペットをケージに閉じ込めたまま、まともに世話をしない状態で放置
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売れ残った犬や猫たちはどうなるのか

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。ペットショップに行くと、可愛い犬や猫たちに会うことができます。 思わず足を止めて、可愛い動物たちに魅入ってしまいますね。 先日、知人と話をしていましたが、その知人は、売れ残った動物たちの行方について知りませんでした。 ペットショップの現実を知らない人がまだまだ多いようですので、売れ残った動物たちがどうなるのか、改めて記しておきたいと思います。 ペットショップにしばしば足を運ぶ人であれば、展示されている動物たちがなかなか売れない場合、値段が段階的に引き下げられて行くことに気付いているでしょう。 しばらくしてペットショップに行ったところ、売れ残っていた動物がいなくなっていることがあります。 買主(飼主)が決まって引き取られたのであれば問題はありません。 良心的なペットショップの場合は、売れ残った犬猫たちの里親が決まるまで面倒を見ます。中には、ペットショップの店員が引き取ることもあります。 ただ、里親や店員に引き取られる幸運なケースは少数です。 幸運なケースを除けば、売れ残った動物たちは以前は保健所に持ち込まれて殺処分されていました。 しかし、平成25年の動物愛護法改正により、保健所はペットショップからの動物持ち込みを拒否できるようになり、その結果、保健所での殺処分は激減しました。 保健所による動物引き取り拒否の余波を受けて暗躍するようになったのが「ペット引き取り屋」です。 ペットショップで売れ残った犬猫や、繁殖場で繁殖能力が衰えて使い物にならないとみなした犬猫を、1頭あたり数千円~数万円程度の費用で引き取る業者のことです。 「ペット引き
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動物を遺棄している動物愛護団体のその後

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です以前、悪質な動物愛護団体のことを取り上げました。 保護している動物の世話を遺棄した挙句、「動物は1週間に1度世話すれば死なない」との発言をする者が代表を務めている団体のことです。 令和4年12月末まで3年ほど、私はその動物愛護団体に、犬の散歩ボランティアとして通っていました。しかし、私が保健所に通報したために、代表者は私を出入り禁止処分にしています。 その動物愛護団体は4か所に施設を持っており、2つの保健所が管轄しています。仮にA保健所とB保健所と呼びます。 まず、A保健所に対して立ち入り検査の実施を書面で依頼したところ、A保健所は2度に渡って立ち入り検査を実施してくれました。 しかし、第1種動物取扱業の登録取り消しに至るほど悪質ではないとのことで、結局2度の立ち入り検査のみで終わってしまいました。 そこで、次いでB保健所に対して立ち入り検査の実施を依頼したところ、B保健所は1度の立ち入り検査を実施しています。 結果としては、動物愛護団体の代表者に対して「きちんと動物の世話をするように」との口頭による注意で終わっています。 保健所は、管轄する動物愛護団体の登録を取り消す権限も持っていますが、残念ながら、今までに登録取り消し処分に至った事例は極めてわずかです。 中には、立ち入り検査を実施することを事前に動物愛護団体等に伝えていることもあるようです。保健所の人員不足等、いろいろと理由はあるようですが、動物愛護団体等を真剣に監督するつもりがあるのか、疑問に思う対応です。 しかし、保健所の立ち入り検査が効いたのか、その動物愛護団体のホームペー
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負けられない戦いがここにもある

サッカーワールドカップは、いよいよ日本が第3戦のスペイン戦を迎えます。選手諸君はもとより関係者の活躍を祈念いたします。まさに負けられない戦いです。何としても勝たなければなりません。 私も、そういう戦いを何度かくぐり抜けてきました。火事場の底力が発揮されて、良い結果を生んだこともあれば、ときには、健闘むなしく敗れたこともあります。私の経験から言えることは、敗れたときこそ、教訓に残るものです。 今、多くの方がウイルスと闘っています。私も、その一人です。旅行などは控え、マスクを外して長い時間を過ごすことは避けていますし、ワクチンも接種しました。 大阪に孫がいるのですが、前回会えたのは3年前です。好きな温泉にも行けません。 それなのに国は経済対策として、旅行などのレジャーを支援しています。国民の多くが、我慢を強いられた生活に耐えられず、自由に行動するようになりました。したがって、感染が広がることは当然だと思います。私たちは、今、ウイルスとの闘いに負けているのです。でも、何度かの敗戦で教訓は持ち合わせています。厳しく規制すれば、感染の広がりを抑制できることを心得ています。今、ウイルスに負けているにも関わらず、依然として経済対策が継続されています。医療機関や保健所では、悲鳴を上げています。医療機関や保健所で働く人たちを犠牲にして、自分勝手に生活している人が大勢います。これまでの教訓が生かされているとは思えません。 自宅にこもると、飲食業や観光業が疲弊することを心配し、それを理由に外出する考えは分からなくもないですが、国民一人ひとりがテイクアウトやふるさと納税などのサービスを積極的に利用する
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ペット等の殺処分の現状

保健所で殺処分されている犬猫の数はどれくらいか、知っておられるでしょうか。 令和2年度の環境省の統計によると、殺処分された犬猫の頭数は23,764頭に上ります。今から18年前の平成16年の統計では、約39万5,000頭もの犬猫が殺処分されていましたから、かつてに比べて殺処分数が激減したことは事実です。 ちなみに、殺処分の方法として年々その数は減ってきているものの、今でも使用されている主流の方法が「炭酸ガスによる窒息死」です。そのガス室には「ドリームボックス」などという欺瞞に満ちた名称が付けられていますが、犬猫たちは息ができず、悶え苦しみながら死んで行くことになります。 しかし、殺処分動物が多数の場合、保健所職員の安全性確保の面からもコスト面からも、炭酸ガスを利用せざるを得ないという現状があるようです。従って、殺処分数を減らせば、注射等による安楽死の方法が可能となり、残酷な「ドリームボックス」の廃止に繋がるでしょう。 なお、ヨーロッパ諸国では、「ペット動物の保護に関する欧州条約」に基づき、ペットの殺処分の際は獣医師が安楽死させることが原則になっています。日本も、一刻も早く見習ってほしいものです。
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動物愛護のきっかけ

私が動物愛護精神を抱いたきっかけは次のようなものでした。 私が中学生の時ですから、もう40年ほど前のことになります。 私の実家の隣に倉庫があり、その倉庫の床下で、野良犬の母親が子犬5頭を育てていたようです。 ある日、母犬のみが保健所に連れて行かれたようで、倉庫の床下には子犬5頭だけが残されました。母犬がいなくなって、子犬たちは母乳をもらえず床下で泣いていたために、倉庫の近所の住民が子犬の存在に気付いて、そのうちの誰かが保健所に通報したようです。 通報を受けて保健所の職員が子犬を連れて行こうとしたところ、たまたま私はその場面に遭遇することになりました。おそらく、その日は土日か祝日であったはずで、私が学校に行っていたなら遭遇しなかったはずです。保健所の職員に、「ちょっと待った。私がすべて引き取って世話をするから」と伝え、子犬5頭すべてを私が引き取ることにしました。5頭とも未だ目が開いていませんでしたので、生後1か月も経っていなかったと思います。 引き取ったとはいえ、さすがに5頭も一度に飼うことはできませんので、両親や私の知り合いを通じて声を掛けたところ、幸い4頭は飼主が見つかり、残った1頭を私が飼うことになりました。貰われた4頭のうち2頭は3才ぐらいで死んだとの連絡を後に受けましたが、短い命であったとはいえ大切に育ててもらったようです。 私が飼うことになった1頭を含め、残りの3頭は天寿をまっとうすることになりました。ちなみに、5頭の子犬の母犬を私は知っています。ある日、学校から帰宅したとき、私の家の門の前に母犬がいて、私の方に寄ってきましたので、食パン1枚をあげたことを覚えています
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