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第2の人生の幕開け…1

数日後、息子を引き取りの日が来た私は朝からソワソワしていた。娘を保育園に登園させ、その足で施設にむかった。車には新しい「服と靴」を乗せて…。施設に着いたら職員の人たちが出迎えてくれた。そして、事務室のようなところに通され、息子の日常の様子などを細かく説明された。私がそれを聞きながら話をしていると、一人の職員の方が、だんだん目を潤ませ始めた…若い女性の職員の方でした。「息子君、とても懐いてくれて…こんな私が言うのも何なんですが…家や仕事で辛い時は必ず息子くんが笑顔で居てくれるんです…その笑顔にどれだけ癒されたかわかりません」と…。他の職員のかたもそれを聞いて最初こそ「ほら!泣かないの!」と言っていたが、その場でみんな、もちろん私もボロボロと泣いてしまった。私は「ありがとうございます」としか言葉がでてこなかった。施設長の方も慣れているはずなのに泣いていた。続いて施設長の方からこんな言葉をいただいた…「今の世の中、子供を平気で捨てたり、施設に預けたままで全くあいに来られないお母さんもたくさんいます。けれど息子君のお母さんは断トツで違いました。最初はこちらも段々来なくなるんだろうなと思っていましたが、毎月必ず会いに来られる姿を見て本当に励まされました。お母さん、これからが大変だろうと思いますが応援しています。」と。私はただただ頭を下げるだけしかできなかった。そして、職員の方々が席を外した…。あれ?と思ったが、そういうものか、と思っていた。その間、施設長とこれからの話などを軽くしていたら、先ほどの職員の方たちがまた入ってきて…「お母さん…これ…息子君に使ってください。本当はこういうことは
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