訪問介護のこれからについて本気で考える。
高齢社会の最善策とは?先日、退職したいと所長に申し出ました。
所長は驚いていましたが、時間を割いて私の話を聞いてくれました。
「管理栄養士として働けないので生き詰まる」
「ハードな勤務状況に身体が心配」
「もしかしたら今後ここで、管理栄養士として働けるようになるかもしれないけど、そこまで行く前に身体も心も持たないと思う」
次の仕事も決まっていませんが、
変にポジティブなうえ、納得できない仕事は続けられない質なようで、10月いっぱいでの退職をお願いしました。
所長と退職の意向について一通り話した後、私は聞いてみました。
「所長は訪問介護の人材獲得に、何が必要だと思いますか?」
私は身勝手ながら場を去る身ですが、
需要と供給が合っていない訪問現場の現状に、危機感を感じています。
「高齢者の危機」です。
これはとても心配な事柄です。
国は現場を見ていない。
それはここでも同じです。
2025年の地域包括ケアシステムの構築に向けて、地方自治体は動いていると思いますが、「地域で高齢者を支援していきましょう」という時に、
何が一番必要なのかと言えば「介護」です。
医療ももちろん大切ですが、
その人の暮らしに一番関わり、生活や自立や望みを支えていくのはやはり「介護」なのではないか?と思っています。
「介護」というと老人ホームなどの施設を思い浮かべる方は多いと思います。
実際は、高齢者の大半は在宅で暮らしています。
在宅から通えるサービスを利用したり(デイサービスなどの通所介護)、
在宅でも暮らしているけど、時折お泊りできるサービスを利用したり(ショートステイ)、
裕福な方は家政婦さんを雇った
0